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英語ができなくて情けなかった日 in NY

24才の時、最初の職場GE JapanでNYに出張しました。英検1級取って毎日アメリカ人と仕事してたし、英語バッチリと誤解していた痛い頃。私が知らなかったことが二つありました。アメリカ東海岸(ボストン・NYなど)は早口、日本が長い駐在員アメリカ人は理解されないと困るので自然とゆっくり話すようになっていくこと。

参加した会議で交わされる会話がとにかく聞き取れません。どうしようもなくショック。「私、英語できてない」を思い知りました。聞き取れないのに発言できるわけもなく、ワークショップのエクササイズでは一言も発せずに終わりました。英語圏で発言しない人は「居ない」のと同じです。何の貢献もしていないと見なされ、悪気は全くないでしょうが誰も声もかけてくれなくなり孤独を感じました。

「あ〜、私の英語、まだまだ全然だめ」肩を落としてオフィスを出ました。

初めての出張で「海外出張の当たり前」もわかっておらず、長い爪でスーツケース引いてたら爪が割れて血が出てきてしまいました。爪切りを買う必要があります。今思えば、買わなくてもコンシェルジェで借りられたかもしれませんが、全く思いつかずホテルのドラッグストアへ。

ふと、爪切りを英語で何と言うのか知らないことに気がつきました。今なら、スマホで変換でしょうがスマホ時代ではなかったので、自分で考える必要があります。爪切りがピンポイントでわからないなら、「爪を切る道具」と説明すればいいのです。

私の口から出てきたのは、"I am looking for a small machine to cut my nails."(爪を切る小さな機械)でした(爆) 道具にあたるEquipment, toolすら思い出せない英検1級ってどういう意味があるのって感じですよね。

この後、店員さん大笑い。"Oh, you want a machine." (そうか、機械が欲しいのか) と両手を大きく広げたので、「あっ、爪切りみたいな小さいものに、いくらsmallをつけてもmachineは使わないんだな」と一発でわかりました。

爪切りはnail clippersと言います。痴呆症になっても覚えているだろうと思えるほど、私の脳裏に刻まれた英単語です。留学経験がないと、こういう日常で使う英単語やフレーズに出くわす機会がないです。

しょうがないので、半年間くらい集中的に、ペーパーバックで大衆小説を読んでいた時期があります。例えば、物語の中で「ウエイトレスがお皿を下げる」場面、The waitress cleared away dishes.  と出てきて、clear awayというフレーズを覚えることができます。小説の中で英語圏で生きてる擬似体験をするわけですね。

会議で英語がわからず、ドラッグストアで爪切りが買えず、情けなかったNY初出張でしたが、あの日を機に再びものすごい勢いで英語を学べたので今では懐かしい思い出です。

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('O'*)  右脳の女王からおまけ ('O'*)

昨日は、冷凍しようと大量にお料理をしました。いろんな物が出来上がりそうな時に気がついたボールに入った溶き卵!  えっ、これ何に入れるんだっけと見回すと、ハンバーグのタネでした....   全部焼いちゃったもんね(笑)どのようなお味になったかは、解凍した時のお楽しみ。右脳の女王は今日も行く〜

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