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SDGs✖️食 雑誌連載まとめ

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持続可能な食は「昔ながらの素朴な食」に戻ることとイコールではない。 昆虫食に始まり、地域食堂、培養肉、ゲノム編集。 SDGsにかこつけて、食のオルタナティブやらエクストリームを、…
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#サスティナブル

培養肉に「嫌悪感しかない」。その食テック拒絶、“モラルパニック”に似てないか?

培養肉に「嫌悪感しかない」。その食テック拒絶、“モラルパニック”に似てないか?

「あまから手帖」で、ミシュランシェフと組んで培養肉を手がける「ダイバースファーム」のことを紹介したのが、2年前。

読み返すと当時の興奮と、おっかなびっくりぶりが懐かしい。シャーレから出したてのドロっとした培養「鶏肉」に目が釘付けになったが、ほんのチョット目を離しているスキに、培養肉は巨額の投資を集める超成長産業になっていた。開発レースのトップを走るアメリカのアップサイドフード(旧メンフィスミーツ

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京都の世界最大級の植物工場は、レタスの匂いのするSF映画のようだった。

京都の世界最大級の植物工場は、レタスの匂いのするSF映画のようだった。

あまから手帖連載「食からSDGs」2022年 1月号より(写真・伊藤信)
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LED光に煌々と照らされて、高さ 約 mの棚にぎっしりと育つレタスを、 ロボットが収穫してゆく
―― 世界最 大の自動化植物工場、「テクノファー ムけいはんな」。
建物内に漂うレタス の香りがなければ、SF映画のセット

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