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消化する能力

人との関係で大切なのは、物事を噛み砕くことと、それを自分なりに消化吸収することだと思います。たとえキツくてカチンとする言葉でもその意味を理解すれば良いのですが、感情がのった言葉に反応するのは、成長の過程があるため仕方ないことです。私は夫との会話を通して成長していない自分に反省することが多かったと思います。

言葉を嚙み砕く

子供に物事を説明する時には、柔らかい口調で細かく、わかりやすく工夫をして話します。理解できたかを表情で受け取り、何度も説明しますが
あまり苦にはなりません。
理解できないのを自分の責任と受け止め、さらに工夫します。
その時大人は、子供にあわせて言葉を入れようと努力します。子供の力を伸ばそうと力を抜いて話をします。
私は夫の何気ない質問に力を入れて返したためにその力が跳ね返ってしまいました。
石のように頑固な言葉は噛み砕いて小さくしないと大変なことにになりますね。

めんどくさい人になる前に

俺のシャンプー使った?
夫はシャンプーの減りが早いため私に尋ねたのですが、ただ買いに行くのが面倒だった私は、その理由を忙しいかったから仕方ない、ちょっとだけだからいいでしょ!とシンプルな質問にあれこれと難癖をつけて返したのでした。
夫は使ってるかそうでないかを知りたかっただけなのに話が過去のあれこれに飛んでしまい、「面倒くさいやっちゃなぁー」とその場を離れてしまいました。
今思うと、煮え切らない私の態度は、素直になれと教えてくれているようでした。相手の話を素直に受けると、代謝という化学反応も違ってきますね。
その頃の私は、忙しく働いている割に達成感に乏しく、いつも悲観的でした。やらされている仕事でしたので、愚痴も多かったせいか、血液循環が悪くて冷え性、低血圧が続いていました。
そんなガチガチの体では消化機能も働かす、せっかく摂った栄養素も代謝しません。私は看護師でありながら、消化吸収は緩んだ時に促進することを忘れていたのです。

消化と吸収と代謝

消化能力のない人にいくら固いものを与えても消化不良を起こすだけするだけ。入れたものは消化機能によって吸収されエネルギーになりますから、理解してもらいたいなら相手の消化する能力を見抜き、それに応じて緩める必要があります。
病棟にいた頃の私は、患者様に「頑張って食べてね」と言っていた頃もありましたが、消化能力の乏しい気落ちした人にはどんなに苦痛だったろうと反省します。食べる量よりいかに代謝できる身体にするかが大切という事を忘れていたのです。

心と体は繋がっています。
相手の心の成長に合わせて表現することが更年期の課題だと思います。
自分の考えや思いを通したい!と50代の価値感を伝えても、入れる物が世代に合わないので消化不良を起こします。
更年期からは、在るようで無いような、必要な時にだけさっと現れて、変化を促す力を発揮すると活力がみなぎります。
食べ物でたとえるなら、お粥のような効果でしょうか?
お粥は水分が多くて体が温まります。喉の渇きを癒したり、消化吸収が良いので脳や身体を活性するばかりでなく肌つやをよくする美容効果もあるようです。


酵素を代謝に導くためには水という結ぶ力が必要です。いろんなものをバランスよく結びつけて循環させるお粥のような能力を身につけていきたいですね。

火のような厳しさの中に水の優しさを含ませて…おしはかる能力はきっと関係性のなかに効果的な科学反応を起こしてくれると思います。
困った時に力を発揮する「お粥の力」お試しくださいね!



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