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心が干からびないために


蒸し暑くなってきました。
介護や医療の現場では、高齢者に水分を摂って頂こうと、若いスタッフが一生懸命になっています。頑なに拒む高齢者に困り果て「点滴になっちゃうよ~」なんていう声が聞こえてきそうですね。

ーーーー水分が60%で構成される人間は、その水が常に動いていないと死んでしまいます。
血液や消化液、脊髄液など、その時々で浸透圧、速さや温度などを微細に調整し、身体に感じることのない振動を起こして循環され外に出ていきます。
この仕組みは人の体質を決めていき、性格をも決める重要なシステムですがそれだけではありません。
なんと、その性格は境遇を決めてしまい人生を決めていくのです。そう思うと、たまにはシステムの見直しをしていかないと・・・って考えますよね。

☆赤ちゃんがお手本


ーーーー赤ちゃんは体のほとんどが水分です。母乳という自分と同化したものを飲んでいるので、循環されるものは汚染のない清らかな水です。本能のまま生きていて、それを受け止めるお母さんがいると、心が穏やかで高い波動が広がります。赤ちゃんは新陳代謝も活発、温かくてでいい匂いがしますね。
本能のまま生きて、それを受け止める人がいれば満たされていきます。
赤ちゃんは、お母さんを全力で信じているから良い循環なのです。

☆信頼は水の形を変える


ーーーー今、心も体も冷え切りって様々症状を訴えている人が増えています。周りを信じられずに、自分で全部抱えてしまう人はストレスから循環が悪くなります。「責任感の強い人」とは、がむしゃらに請け負うものではありません。人をどれだけ信じられるか、その信じた対象をどれだけ受け入れられるかなのです。
相手のすべてを受け入れて、信じる事ができれば
その人はそれを受け止めて、全力で応えてくれます。その波動は、仕事の効率だけではなく血流を漲らせ、活力を与えてくれます。
欲やプライドは循環の妨げになるだけなのです。

☆生理的欲求


ーーーー人は加齢とともに体内に必要な水分や栄養素も変化します。その前提として、身体的な役割があるか、ないかで違いが出てきます。
生きがいを見失った人にいくら水分や食物を与えようとしても、それは与える側の自我でしかありません。
体に水を与える前にまずは心を満たしていく方が先です。

知識をたくさん詰め込むよりも、まずは関係性。相手の存在をすべて受け入れると自然と新陳代謝が促進されます。枯れたところに水を入れたくなってくるのです。


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