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女は男を活かすために在る

女という性質は相手の肌の艶や張り、声質から授精能力が活発であるかを直感で判断しますが、女は更年期以降の方がその能力は開花します。
男の精能力を活かすのも殺すのも、後は女の手の内にありますが、それは体の交わりの時と、いく先が違います。
体が求めるものは反射で満たされますが、心の満足は反射が起きても前戯にしかなりません。

実は、男と女の至福の時は、生殖能力を終えた更年期からが本番だったのです。
導かれた相手は、論理的に計算された言葉と計画的な誘いで反射的に満たされていきますが、男の性質を上手く活かすのは、アメとムチの使い方。

せっかく良縁に巡り合っても、身体の使い方を習得していないと、その能力を活かすことも、恋を成長させる事もできない。
更年期の女性は、縁ある人を心から満たしていくことがお役目ですから、割り切って依存しないお付き合いが互いのエネルギーを循環させて能力を最大に引き出すことに繋がります。

◯恋

「恋は盲目」
恋の時期は周りが見えなくなります。
意識に上がる相手の表に捉われてしまい、狭い空間の中で物事を考えるようになります。恋の時は相手のすべてが素敵に見えている「あばたもえくぼ」の時ですが、人に裏があることをお忘れなく。その熱が冷めた時に憎しみが千里眼のように目の前に映し出されて、すべてが嫌になってしまいます。
昔は恋を「戀」と書きました。言葉によって心と体の意図が絡み合い下心が見え見えでは発展しません。
更年期は言葉と心と行動を振り返る時期であり恋から愛への変換期。
言葉で折なす糸が絡み合うとコミニケーションも上手くいきません。直感力が未熟であるなら、まだ軸がぶれてる証です。
ゆらゆら揺れてる恋心は、未熟な心を振り返ることで進化の扉が開きます。
好きと嫌いを抜けて糸が緩まる言葉を使いながら心の階層をコツコツ積み上げていきましょう。

〇愛

昔は愛を「㤅」と書きました。
愛は自分を省みること。
人生を50歳で終えていた昔の人は、振り返る間もなく必死に生きて人生を終えていったのです。
世のため人のため、家族のためが、生きる目的でしたから、すべてが自分事に置き換わります。どんなに厳しくてもどんなにひどいことを言われても、どんなに貧しくてもそれが世の中のためになるなら、自分のためでもあると理解していたのです。
「ありがとう」「おかげさまで」五十音の父韻と母音を合わせて生まれる音の波動は人を活かす源であることを知っていたので、相手の言葉のイトを組んだり編み目の隙間から思いを組み上げたりしていたのです。
こぼれ落ちた意図は、救いの手に乗せられて、ゆれても壊れない固い絆で結ばれていきます。

〇女王様

男性の女性性が優位になると厄介です。目標を失い、やる気もうせて、女性の肉体や見えるものだけを求めていきます。
そんな時は、お尻にムチをあてる時かもしれません。
成長はアメとムチ循環によって成り立ちます。
体感という感じるもので人は気づきを得ますから、たまにはバシッと痛い目に合うのも必要。
性の本質が快楽ならば、肉体的なものだけではない心の快楽を調教する必要がありそうです。
煮え切らない恋から、何があっても壊れないカタチの無い高次の波動を循環させていきたいですね。
お尻を叩いたあとは、優しい言葉と労いも忘れずにねっ。
更年期は男女のホルモンバランスが整うために包括的に物事が見えるようになります。
男性を育てるという寛容さを持ちますので、時に女王となり、時に女神となってより良い未来をつくっていきましょう。
男性の中に潜む母性の面影は、時に優しく時に厳しい姿で男性を底上げしています。

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