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10分間で、あれれ。

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10分くらいで書き上げるコラム。みかげ雑感。
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#シンガーソングライター

「わたし」22歳になっている

「わたし」22歳になっている

先に、「わたし」について説明。
高校3年の夏、スピーチ大会で三重県代表になったとき。

「これは、決意表明です。いきるためにここに来ました」なんていって、ほんとうは自分の人生、理不尽だっておもっているのに、優等生みたいにきれいなことを語った。
そのスピーチのタイトルが「わたし」だった。

そんな「わたし」、みかげはもう22歳になった。
そこで、たまに振り返る原点のような「わたし」と今のみかげを照ら

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ひとのかたち、してるけど

ひとのかたち、してるけど

”人間扱い”というか、人として尊重されるという、そういう自分を大切にするきっかけになるようなエピソードがこれまでの人生にはなかった。
いや、あったんだろうけど 無視してしまってた。

人の暖かさ、気遣いだとか優しさだとか
わたしはそういうのに滅法弱くなってしまっていて
ほんとうに、人に触れるのが恐ろしかったんだろうなあと、今になって思う

人の感情に触れたいと思っていた。でも怖かったんだろ

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あなたがいればいいのに、本当に。

あなたがいればいいのに、本当に。

ひとは悲しみが深すぎると、逆に涙が出なくなるんだと思う。
悲しみが深すぎると当事者意識がなくなって、こころが宙ぶらりんになってしまうのだと思っています。

わたしはまだ立ち直れない、まだ立ち上がれない。

最近はとても投げやりな生活で、というか母が亡くなる直前くらいから
素行不良だな、なんて思う。

さみしいな、穴を埋めるように予定を埋めている。
ばかみたい。

ひとりよがり、かな

ひとりよがり、かな

今日は化粧が上手にできて、非常に気持ちいい朝だ。
スーパーのレジ打ちで、お客さんの「ありがとう」とほかの従業員さんからの「おつかれ〜」も、とても心地がいいもので、わたしは単純だなあと思った。
前務めていた会社でバナー広告のデサインがきれいに仕上がった時、上司からの「いいね」がすごく嬉しかったりした。
過去の話も混ざるけど、好きな人や恋人からLINEがきたものならすごくうれしいし、女々しいけど返信が

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袖丈

覚束ない足取りで改札を抜けて

人の少ない5番ホームに向かう。

地元密着の単線から見える景色はすっかり春になって

心躍る半面、桜を通して季節を見送ることに切なさを感じます。

似合わない厚底シューズに強がりを詰め込んで大きなカバンには不安を詰め込む。

抱え込むような性格でもないけれど、ひとになにか核心みたいなものをつたえるのは苦手だ。それなら無理に話さなくていいかなって思考で。

何を伝えた

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