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〈short story ♯7〉「お母さん」という職業の一番大切なこと

自粛して家にいて

気軽に遊びに出れなくなって

待ったなしの小さい子のお世話に

一人になって一息つくことも難しくて

自分のことをしないまま1日が終わる。

人との距離が必要な時だから

「助けてよ」と

言える相手も今はいなくて

疲れをいつとるのかもわからない。

心も体ももう目一杯。

そんな風に頑張っているお母さんも多い。

もしイライラして涙が出て

怒りたくないのに怖い顔の自分がいて

疲れたなーって思ったら

頑張るのをやめて「適当」になろう。

もうすでに頑張っているから

あとは「やらないこと」を見つけて

楽することに一所懸命になろう。

もし全部をしたかったら

暮らしをシンプルにしよう。

家事の絶対量を減らしたら「やらないこと」を増やせる。

待ったなしの小さい子とは

最低限のお世話だけして一緒にゴロゴロしよう。

「お母さん」という職業の一番大切なことは

完璧に家事や育児をこなすことじゃなくて

“幸せでいること”。

親が幸せそうに生きていたら

こどもは未来に希望をみる。

反対に親が辛そうに生きていたら

生きる世界に希望は少ない。

こどもの幸せを願うなら

自分がそうあることが大切なんだ。

適当さもシンプルも

心と体と時間に余裕をつくる

おとなができる大事な工夫。

幸せを感じる隙間を

自分につくってあげよう。


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