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マツダスタジアムと宮島としまなみ海道を全力で楽しんだ夏休みの記録 後編

後編も張り切って参りましょう!
後半はしまなみ海道編です。

前編はこちら。



3日目 広島→尾道へ移動

広島駅で揚げもみじ(レモンクリーム味)を食べたところで終わった前編。

美味しかった〜

広島駅から尾道駅への行き方は何通りかありますが、移動中に食事をしたかったので、広島→福山の新幹線を取りました。EX予約でチケット確保。スマホ一つでチケットが買えて新幹線に乗れちゃうなんて、本当に便利な時代です。

あっという間に福山駅に到着。
福山駅は、ホームからお城が見えます。

福山駅から尾道駅まではJRで4駅です。

尾道に到着〜!写真だと少しわかりにくいですが、道路の向こう側はもう海です。

向島行き渡船のりばが見えます

3日目 HOTEL CYCLE

まずはホテルへチェックイン。
お世話になるのはHOTEL CYCLEさん。自転車の持ち込みが可能なお宿です。

今回はレンタサイクルを2日お借りして、体力的に可能な範囲で島を走って楽しもうという計画です。レンタサイクルなので1日ずつ借りても良いのですが、次回来る時にはマイ自転車を持って来られるかな? ということで下見も兼ねて自転車持ち込み可能なお宿にしてみました。

宿の周りの雰囲気、いいです
部屋の中はこんな感じ。自転車をかける用のハンガーもありますが、私はお部屋の前のスペースに止めさせてもらいました

3日目 船に乗って向島へ

ホテルで少し寛いだり荷物の整理をしてから17時頃、日差しが和らいで少し過ごしやすくなったところでレンタサイクルを受け取りに出かけます。予約しておいた自転車を受け取って、渡船のりばへ。

海を右手に見てまっすぐ行くと、左手にレンタサイクルの受付カウンター、さらに奥に行くと右手に渡船のりばがあります。

料金は片道110円。22時まで船が出ているのは安心です。
とはいえ、知らない道を暗い中走るのも危険ですので、1時間を目安に向島を走ってみることにします。

110円を握りしめて待ちます
今回の相棒、GIANTのクロスバイク
正面に見えるのが向島

船は地元の方の足として使われているようで、乗客の半分以上は地元の方でした(時間帯もあるかな)
船の先の方だけパシャっと撮らせていただきました。

船着場に到着すると、何事もなかったかのように乗客の皆さんはさーっと下船していきます。流れに乗ってサイクリング開始。

Apple Watchの「サイクリング」計測機能でルートを記録してみました。(最初起動し忘れていたのはご愛嬌)
緑色の丸がスタート地点、赤色の丸がゴール地点です。

スタートから内陸部はスーパーがあってコンビニがあってお家があって、地元の方が生活をされている普通の(道)でした。それはそれでスタートとしては安心感があって良いです。車に注意しつつ走行。

少し走ると道が左にカープして、下ったところで海岸線に出ました。

地図の左手、海沿いからの眺め
この時はまだ純粋な気持ちで「橋きれい〜」と思っていました

海岸線を離れて再び内陸へ入っていくあたり(地図で赤くなっているところ)は結構な坂道でした。しかしゴールが港である以上、登った分は下れると信じて頑張って登りました。(日も暮れてきた時間帯だったのでちょっとドキドキしながら……)

登って下って、途中のローソンで一休みをして、夕焼けが綺麗な時間帯に本島に戻ってきました(ホッ)。

汗だくになったのでシャワーを浴びて着替えて、晩ごはんを食べに出かけます。

すっかり日は落ちて

駅前で見つけた、雰囲気の良さそうなこちらのお店にしました。(直感勝負!)

焼きなすととろろ、冷やしトマトと塩昆布、海老の胡麻和え、がんす、全部美味しかったです。次回尾道に行くことがあったらまた伺いたいです。

3日目終わり。

4日目 しまなみ海道

旅行最終日も快晴!この旅の間、お天気には本当に恵まれました。

朝ごはんをもりもり食べ、荷物をまとめて9時過ぎにはチェックアウト。荷物はフロントで預かってもらいます。

今日は向島から因島、生口島まで渡ります。レンタサイクルの受付の方に伺ったところ、実際の所要時間は3時間程度とのこと。距離は約30kmです。

私はクロスバイクを所有していまして、東京で片道20km、往復40km程度の道のりは走ったことがあるため、まあ大丈夫だろうということでこのルートを走ってみることにしました。

昨日と同じように船で向島へ渡り、サイクリングスタート!
尾道ー今治を結ぶしまなみ海道にはブルーのラインが引かれていて、迷うことはほぼありません。

ルートの途中に展望台兼休憩所がありますので、こまめに休憩を取りながら行きます。

良い眺めー!

向島と因島を繋ぐ橋が見えてきました。
ちょっと考えたくはありませんが、あの高さまで登っていかなければならないの…かな……? エレベーターとか、ある……?

もちろんエレベーターは無かったので必死で登って、なんとか橋の高さまで上がってきました。
平均勾配3%で1kmほど登りました。私はへっぽこサイクリストなので、無理なところは自転車を押して歩きました。長旅ですから無理は禁物です。

自動車道の下に、自転車・自動二輪・歩行者用道路があります。

橋を渡ると下りはすいすいです。
登るのはあんなに大変なのに、下るのはなんと楽なことでしょう。
この橋があと1セット残っていることは今は考えずに先に進みます。

因島に入りました。
日陰がなく日差しが強い中を走ります。

囲碁はさっぱりですが、本因坊秀策から「休んでいかれよ」と言われたような気がして(イメージ)、こちらで一休みしました。(建物はトイレ)
建物の裏にあった自動販売機でポカリを買い足して補給します。

この後も何kmおきかにコンビニがあり、トイレをお借りしたり、水やヴィダーインゼリーなどを補給しながら進みました。ありがたいです。

因島から生口島へ渡る橋まで来ました。

写真の撮り方の雑さから、げんなりした気持ちが伝わってきますね

再び、平均勾配3%約1kmの坂道を橋の高さまで登ります。もう登るしかないので頑張って登りました。このあたりが一番しんどかったです。

橋まで来た!

勝ちを確信した瞬間!

素晴らしい眺めに疲れも吹き飛びます!

下り切って、生口島に到着!

あとは平坦な道を5kmほど走ればゴールです。
風は強いですがその分涼しさを感じながら進むことができます。

ゴール手前にあるこちらのお店に寄り道。

伯方の塩味をチョイス。ひんやりとした甘さの中にかすかな塩味。
汗をかいた身体に染み渡りました。美味しかった〜!

再び走って、ゴール!
レンタサイクル店であっさり返却完了。
船で渡って走り始めたのが9:30前で、12:30過ぎに到着なので、ほぼ予定通りでした。

帰りは船で本島まで戻ります。(瀬戸田〜尾道の船に乗ります)
13:25の便に乗りたいので、1時間くらい時間がありました。

のりばまでの道を歩きます。10分くらい。

雰囲気ある
可愛い
良さげなご飯屋さん(残念ながらお休み)

しまなみ海道らしく、サイクルグッズ屋さんを発見!

手編みのフレームカバー(?)!
サイクリストの皆さんのお写真も素敵。

記念に、ネックカバーを購入しました。
(これはこの旅の最初に欲しかったやつですね)

お腹が空いたところでお弁当を売っているお店を発見。いい具合にテーブルがあったので、こちらでいただきました。

眺めはこんな感じ。黄色いバイク、可愛い。

壁の向こうは海。水が綺麗!

時間まで船乗り場の周りを散策。

左手の黄色い船に乗って帰ります。

船内は爆睡!目が覚めたら尾道でした。

ただいまー
乗ってきた船はあっという間に出発していきました

しまなみ海道楽しかったー!満喫したー!めでたしめでたし!
とはならないのが人生。
この汗だくな状態で東京まで戻るのは無理!

しかし尾道はサイクリストの街。コインシャワーがあるのです!ありがたい!

ホテルのフロントに戻って荷物を受け取り、そのままコインシャワーへ。荷物の中にはちゃんと着替え一式とタオルを分けてパッキングしてあります。(えらい!)

シャワーを浴びてさっぱりしてから、ホテルと同じ建物にあるカフェで一服。おつかれさまー!

自転車デザイン!壁にはツールドフランスのポスター!

帰り道はJRで尾道から福山へ、福山からは新幹線で東京へ。
乗り換え時間は少し余裕を見て、福山駅で夕飯代わりのお弁当など購入しました。

むさしのお弁当売ってた!

おわりに

長かった3泊4日の旅もようやく終わりです。
今回は広島を満喫しました。
印象に残ったのは、「船が日常の交通手段として活用されていること」です。バスの延長のような感じ。

確かに土地の形状(海が近く川が広い、島が点在する)から考えると船を使うのが合理的なのですが、体験してみないとなかなか持てない視点だと思いました。

尾道ー向島の渡船なんて、私が周りの景色をうっとり眺めている横で、地元の高校生はスマホをぽちぽちしてましたからね。それくらい当たり前に日常に溶け込んでいるんだなぁと。
「どんな環境も毎日いればそれが日常になる」という当たり前のことをあらためて体感しましたし、だからこそ時には旅に出て「当たり前」から離れてみることも大事だと思いました(でも当たり前に日常を過ごせることも大事ですけどもね)。

そして、広島の街づくり。
大切にするものは残しながら、前に進もうとする意思を感じました。

原爆ドームは、現地で見てみるとかなり補強がされていて、「崩れずに残っている」のではなくて「崩さずに保存している」状態でした。
「残す」という強い意思があって今日まで残っているもの、その象徴が原爆ドームなんだな、と感じました。

一方で、おりづるタワーやピースウイング広島が原爆ドームの近くに建設されたことに「未来を作る」という意思を感じました。きっと様々な事情があって折衝があって、綺麗事だけではないのだろうけど、それでもその中に込められた一筋の祈りがあって、それが広島の街を支えているんじゃないか、だから広島の人はあんなに優しいんじゃないかと思いました。

こうして旅をしながら土地のことを知っていけることは本当に嬉しいことですし、これからも続けていきたいことです。それも、旅するきっかけを作ってくれている野球のおかげだなぁと思うと、本当にありがたいことだと思います。これからもよろしくお願いします。


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