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留学中に就活して内定をいただいた話

こんにちは。
チェコに留学し、ビザやアプリについてnoteをぼちぼち投稿していた私ですが、留学中に一番大変だったのは、やっぱり就活との両立だなと思ったので、今回は私の就活について書いてみようと思います。

私は本来24卒の代でしたが、留学のために大学の卒業を1年延期したため25卒になりました。
しかし、留学したのが大学4年生(1回目)の秋~冬。
ちょうど帰国のタイミングが25卒の本選考開始のタイミングでした。
「え?秋冬インターン参加なしでいきなり本選考とか無理くない?」
とメンヘラになった私がやけくそで選んだのが
「留学しながら就活をする」
という選択肢です。

私の就活スケジュールはこんな感じです。

2022年6月 24卒のインターン選考にもぐりこむ
      ホテル業界、化粧品業界、出版業界を志望
      夏秋冬インターン全敗
2023年2月 25卒就活に切り替える
      広告業界に興味を持つ
2023年4月 サマーインターンに申し込みまくる
2023年6月 A社(IT)のインターン選考に合格→参加
2023年7月 B社(総合広告代理店)のインターン選考に合格→参加
2023年9月 C社(デジタル広告代理店)のインターン選考に合格→参加
        チェコに渡航
2023年10月 C社、D社(ITコンサル)、E社(デジタル広告代理店)などの本選考参加
2023年12月 D社から内定をいただく
2024年1月 D社を辞退
      広告業界1本に絞る
      E社、C社から内定をいただく
2024年2月 帰国
      C社に内定承諾し、就職活動終了

24卒でもあったので、24卒のインターンにも参加していたり、海外で本選考を受けていたり、結構普通じゃない就活をしていたと思います。
ここから詳しく自語りしていきます!(笑)

2022年6月~2024年2月(24卒)

就活初心者時代です。
私の大学は、卒業生のほとんどが公務員や教職、院進を選択するようなThe 地方国立大学で、当然都会の就活情報なんて簡単には入ってきません。
私はリクナビとかマイナビの広告が「6月1日からインターン情報解禁」と言っているのを真に受けて、まさに6月1日から就活を始めました。

私は小さいころから東京のバリキャリになるのが夢でした。
一方でなりたい職業は特にありませんでした。
当時は自己分析のやり方なんて知りませんから、漠然と「好きを仕事にしたい!」と考え、ホテル、化粧品、出版業界、(とミーハー心で広告業界)を志望していました。
そして、サマーインターンは死ぬほど落ちることも知らない私は厳選した(するな)3社に応募しました。

その結果

①α社(ホテル)ES通過→GD通過→最終面接不合格 
②β社(デジタル広告代理店)ES通過→面接不合格
③γ社(化粧品)ES不合格

と惨敗しました。
正直私はそれまでの人生そんなに失敗してこなかったタイプの人間でした。
だからこそ、この結果には非常にショックを受けました。
まじめに生きていれば東京のバリキャリになれると思っていたのに。
大学のキャリア支援室に相談に行った時に、「こんな東京の大手なんか受かるわけないんだから、堅実に地元の企業を見なさい」と諫められたのも印象に残っています。
その後夏、秋、冬と様々な会社のインターンに応募しましたがことごとく不合格。
私の夢は夢で終わる、なんならどの会社にも入れないかもしれないと絶望しました。

2023年2月~4月

ESを出しては落ち、出しては落ちを繰り返す日々の中でサイバーエージェントの25卒のサマーインターンの募集を見かけました。
もう25卒なのかという衝撃と、25卒ならまだ間に合うかもしれないという期待を持ちました。
キラキラしていて華やかなイメージがあった広告業界。
でも正直何をしている業界なのかピンと来ず、β社に落ちて以来選考に参加もしていませんでした。
しかし、サイバーエージェントの説明会に参加し、「よく分からないけどこれは意識の高そうな業界だ」と思いました。
インターンに落ち続けている今、私に欠けていたのは意識の高さだと思ったわけです。
ここから私は6月1日に就活を始めた失敗を生かし、3、4月から募集している意識の高そうな25卒のインターンシップにとにかく応募しまくりました。
(ちなみにサイバーエージェントは4月の初っ端に3次選考で落ちて応募資格を失いました笑)
そんな乱れ打ちの中でたまたま出会った会社がA社です。

2024年4月~9月

A社はベンチャー企業の新御三家に数えられるような勢いのある会社で、選考の最初の説明選考会には優秀そうな学生がたくさん参加していました。選考フローは今まで見た会社の中で一番長く、「あーこれは確実にどっかで落ちるな」と思ったのを覚えています。
そして、GDのレベルの高さに完敗しました。
他の学生から発せられる「前提確認」「現状分析」「施策」などの言葉を理解できず、緊張感のある雰囲気に委縮し、全く発言できず。
私は就職活動を全く理解していなかったのだと反省しました。

ところがその10日後、説明選考会通過の連絡が。
さらにWeb適性検査、1次面接も通過。
あれよあれよという間に1day Jobの参加が決定しました。
正直当時の私はかなり浮かれていました。
人生初の就活の対面イベントへの参加です。
しかし、ここで私は自分の思考力の低さと知識のなさを実感することになります。

そもそもA社は論理性の強さが特徴的な会社です。
当然、1day Jobに参加する学生も選りすぐりのロジカル強者。
対する私はロジカルシンキングという言葉すらもよく理解していませんでした。
Jobでは「構造化」「粒度」「フレームワーク」「フェルミ推定」「解像度」と今まで生きていて聞いたこともないような言葉が飛び交い、私はJobの中で全く「バリューを発揮」できませんでした。

しかし、翌日まさかの1day Job通過、そして念願のサマーインターン参加の連絡が来たのです!
後日社員の方と面談をしたときには「Mijuさんはチームの中で最後まで集中力を切らさずワークに向き合っていた」と言っていただきました。
この時から私はロジカルシンキングの勉強を始めました。
その後、人材業界の会社とB社のインターンに参加できたのは確実にこの時ロジカルシンキングを身に付けたからだと思います。
A社のインターンはレベルが高く、正直全く太刀打ちできませんでした。
でも、「今の私にはロジカルがある」という自信がありました。
「頑張ること」「最後まで集中を切らさず課題に向き合うこと」という私の強みを活かし、間違いなく1day Jobよりはバリューを発揮できたと思います。

B社は初めて参加した総合広告代理店のインターン、C社はデジタル広告代理店のインターンでした。
A社のハイレベルインターンに比べるとどちらも難易度は易しめのインターンでしたが、広告代理店志望の意識の高い学生がたくさん参加していました。
ここで、私は広告代理店の仕事についてやっと理解を深め、クライアントワークを志望することを決めました。
ちなみにⅭ社はインターン参加特典として早期選考に参加できることになります。

この時期は広告に限らず色んな業界の色んな形態の会社の説明会やインターンに参加しました。
A社の早期選考にも参加しましたが、メンターさんに自己分析を見てもらううちにA社はカルチャーマッチしないなと感じるようになり、選考を辞退することを決めました。

2024年10月~2月

やっとチェコに渡航。
1カ月くらいは就活せず留学生活をサバイブしていました。
当時は留学中に就活する気は全くありませんでした。
しかし、D社から早期選考直結型イベントの開催の連絡が来たのです。
D社はオファー型就活サイトを通じてインターン選考に参加したものの、面接で不合格となっていた会社でした。
1カ月も就活と距離を置いていたことに不安を感じていたため、リハビリも兼ねてこのイベントに参加することを決めました。
これが結構参考になるイベントで、感銘を受けた私は気付いたらD社の本選考に進んでいました。
それをきっかけに24卒就活時代からあこがれだったE社のESを書き始めるなど就活を再開することになります。

チェコと日本の時差は冬場だと8時間です。
つまり、日本時間16:00-18:00(チェコ時間8:00-10:00)が私の就活時間でした。
朝早く起きてオンライン面接を受け、空いている時間にESを書き、午後大学の授業を受ける、というスケジュールで生活していました。
もちろん優先すべきは留学生活なので、週末は友人とばりばり旅行もしていました笑。(当時は隔週で海外旅行していた)

D社の本選考は過酷でした。
新進気鋭のITコンサルなのでA社と同等レベルの論理性が求められます。
ここで死ぬほど自己分析をしたことが後々の就職活動を楽にしてくれました。
そして、12月にD社から初めて内定をいただきます。
採用面接合格率3%を謳う会社から内定をいただけたことは大きな自信になりました。
しかし、コンサルから内定をいただいたいことで「私はやっぱり広告の仕事がしたい」という思いが明確になりました。
そして、当時最終面接を控えていたC社とE社に全力投球したい旨を伝え、D社を内定辞退しました。

そして、C社とE社から内定をいただくことができました。
帰国1カ月前のことです。
Ⅽ社もE社も憧れの会社だったため、私はこの2社のどちらかに内定承諾することを決めていました。
ゆえに、帰国までの1カ月は留学を満喫しました。
そして、帰国後C社に内定承諾し、就職活動を終えることが出来ました。

留学と就職活動の兼ね合いで悩んでいる学生の方は数多くいらっしゃると思います。
しかし、今の時代オンラインで海外からでも本選考に参加することが可能です。

私の経験からお伝えできるポイントは
①留学前にインターンに参加し、早期選考枠をゲットしておくこと
②就活する時間と留学生活を満喫する時間をしっかり区別すること
③オンライン面接がない会社は交渉すること
かなと思います。

長文をお読みいただきありがとうございました。



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