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映画 『バーバリアン』

Amazon プライムで、久々にホラー映画を鑑賞した。『バーバリアン』(Barbarian)という題名だ。

ホラーを観るのも平気という英語学習者は、英語音声に英語字幕をつけれるのでオススメしたい。とても、良くできたホラーだった。

まず、題名のBarbarian は、野蛮な人を表す。

まさにこの映画にぴったりの題名。最初から最後まで、人間の怖さを描いているからだ。

物語は、テスという女性がAirbnbで治安悪気な地域の物件を借りる事から始まった。これはもう、最初から無知の怖さがすごい。それに加え、その住宅には秘密があり、このままでは生きて帰れないしさらなる犠牲者も生まれそうだ。。

そんな様子がスリルある感じと、飽きない展開で繰り広げられる。

人の野蛮な部分をこれでもかと描き、クライマックスあたりは結構血生臭い表現もありで、、、ちゃんとホラーをしていた。

ポイントは、米国の治安だと思う。この問題の住宅があるデトロイト付近は昔はそこまで治安が悪くなかったようだが、財政破綻により段々悪化していったのだろう……その有り様も恐怖だ。

多分だけど、日本から一歩も出た事なくて尚且つ国内でも治安の良い場所しか知らない人にとっては、この『バーバリアン』という映画は予測できない展開のドキドキする恐ろしい映画に映るだろうと思う。

けれど、私は残念ながら少なくともこの映画のような事は全然起こり得ると思ったのであまり驚きは感じなかった。
ひょっとしたら、この映画のようなことが実際に起こっていて、そういう出来事を組み合わせて人々に注意を促すためにも制作したのかなとか見ながら思ってしまった。

経済危機からの治安悪化。そして、恐ろしいことが見えない場所で起こり始め継続する。それに気づかず、危機感を持たなければ容易に巻き込まれる。被害者も増える。

なんだか色々冷静に頭の中でいろんな考えが渦巻き、本当の話ではないかとやけにリアルに見てしまった自分がいた。

それを思い返すと、それこそがホラーだなと。
けれど悲しいことに危機感を持った方が良いのは確かだ。人の怖さは渦巻いていると思う。

一歩足を踏み入れたら捕えられて一生逃げられないとか、自分の考えだけでは到底あり得ない残酷なことをする人がいる。

人としての理性働けば起こらない出来事が、例えばたった1人の野蛮人がいるだけでその野蛮が広がる……

とても恐ろしいテーマを描いたホラーの良作と思うし、知らない場所は特に注意せねばと教えてくれる点で優れていると思いました。

英語学習者は、英語音声に慣れるためにも映画鑑賞はオススメです。私が観た映画についてまとめているので、映画選びの参考にどうぞ

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