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彼女ノオト。

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彼女たちは立ち上がった。この世界をより満ち足りたものにするため。私が出会った美しくも勇ましい彼女たちの音が、軽やかに響き渡りますように。
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彼女ノオト。#002/ときめきJourneyの先に。(後編)

彼女ノオト。#002/ときめきJourneyの先に。(後編)

前編のあらすじ昨年末、会社員を卒業し作家として活動を始めた私だが、インテリアに関心はありつつも、統一感のない空間の中で住んでいた。自宅で過ごすことも増えるからと、彼女にインテリアコーディネートを依頼したのだった。

セッションが始まり、美しいインテリア画像を見ていくなかで、数々のときめきが爆発!また、自分の好みだけに縛られアイテムを選定していくと、次第に統一感のないインテリアに繋がることも知る。

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彼女ノオト。#002/ときめきJourneyの先に。(前編)

彼女ノオト。#002/ときめきJourneyの先に。(前編)

はじめに彼女は、私の住まいを奇跡のように美しく整えてくれた。

それは、同時に、私の心も整えてくれるようなプロセスでもあった。

そして、そのプロセスにおいて、人生や生き方について、相対峙することになろうとは。

その一部始終を前編・後編に分けてしたためた。

インテリアコーディネートを初めて体験したオンナと、そのオンナに真摯に向き合う彼女が、まるで共に旅をしているような。そして、その旅で出会った

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彼女ノオト。#001/大丈夫。その身を委ねてみて。

彼女ノオト。#001/大丈夫。その身を委ねてみて。

彼女の目は、私の「絵」を明確に捉えていました。
その「絵」は、私の宝物でもありました。

その「絵」は、せわしない日常で鼓動が乱れた私を、
いつも「その場所」へ連れて行ってくれました。
コンマ何秒かの差で。
脈打つ振動が微かに変化するのです。

その「絵」を、誰かに見せたい気持ちもありました。

でも、大切にしているそれが、誰かの目に触れた瞬間、
思わぬ拍子で地に落ちてしまったら?

誰かと、一緒

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