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NETFLIX 株急落と初の会員数減少
以前より、NETFLIXのビジネスモデルに限界が生じるのではと警鐘を鳴らしてきましたが、今期の決算では、初めて会員数が減少に転じたことを報告し、株価が急落しています。
以前書いた記事はこちら↓
日経新聞の記事にもありますが、長い間CEOのリード•ヘイスティング氏が導入を否定してきた広告付きモデル、いわゆるAdvetising Video on Demand(AVOD)を検討し、新規会員もしくは解約した会員の再獲得を目指していくようです。株主の力は大きいですから、なかなか抗えないのでしょうね。
リード・ヘイスティングス共同最高経営責任者(CEO)は19日の投資家向け説明会で、映像の合間などにCMを挟み、月々の料金を抑えるプランの導入を検討していると明らかにした。「1~2年かけて考えていく」(ヘイスティングス氏)。広告がないことを売りにしてきた同社にとって、大きな方針転換となる。
アメリカではStreaming Warと言われて久しいデジタル配信業界ですが、会員の獲得合戦になっており、AVODと広告なしのSubscription(SVOD)の両方の選択肢を持たせているプラットフォーマーが次々と出てきています。
このモデルはfreemium(フリーミアム)と呼ばれ、日本進出しているところだと、音楽ではSpotifyが先駆けとして成功していて、YouTubeもプレミアムへの誘導を果敢に促してプレミアム会員数を増やしています。
広告モデルを始めるということは、当然広告主を集めなければ成り立たないので、すぐ始められるものではありません。しかし、苦境にこそ立たされていますが、まだNETFLIXが会員数の点では圧倒的王者なので、なるべく早く次の一手を打つことが迫られています。
これからもNETFLIXの動向から目が離せません。
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