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『ハウス・オブ・グッチ』映画も面白いけど、本当の話がさらに面白い!

週末に兼ねてから楽しみにしていた『ハウス・オブ・グッチ』を観てきました。

リドリー・スコットがメガホンを取り、レディ・ガガやアダム・ドライバー、アル・パチーノ、ジャレット・レトなど錚々たるキャストがグッチ家に起こった家族経営の中でのドロドロの関係と惨劇を描いた映画です。

この映画では、レデイ・ガガが演じるパトリツィアとその夫になるマウリツィオ・グッチを中心にそのまわりの家族との関係に焦点を当てて、実際はもっともっと複雑でもっと広くグッチ家に及んだ争いを157分にまとめています。

キャスト陣の演技もすごいですが、特殊メイクもすごいのでジャレット・レトなどは元の姿が分からないほどの仕上がりです。

そして、キャスト陣がまとっているGUCCIのアンティークの衣裳や、作品の自体に合わせた音楽がエイターテイメントとして素晴らしくまとめ上げています。

原作はもっと詳細が描かれているそうです。


今のGUCCIのクリエイティブ・ディレクター、アレッサンドロ・ミケーレが懐古的なコレクションを発表し続けているので、この映画はグッチ家にとってはあまり掘り返してほしくないことかもしれませんが、今のビジネスとしてのGUCCI(現在はLVMHに次ぐケリング・グループ)においては、宣伝になるということで衣装協力や、銀座店でもレディ・ガガが着用したアイテムなどの展示を行っているのかなと思います。(とても見に行きたい!)


そして、テレ東BIZの【テレ東経済ニュースアカデミー】で「グッチVSルイ・ヴィトン 高級ブランドの仁義なき戦い」というタイトルで、テレビ東京報道部の豊島晋作キャスターが実際のグッチ家のドロドロの家族経営での出来事や、その後グッチ家から投資会社に経営が移り、さらにLVMH(モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン)がGUCCIの買収を仕掛けて失敗した経緯などを熱くこちらで語っています。


これが非常に面白く、世界屈指の富豪LVMHの会長ベルナール・アルノーの数々の高級ブランドなどを買収してきたエピソードのハイライトをピックアップして「カシミアを着た狼」について、またアルノー家の同族経営が今後どうなっていうか?という話も交えて語っています。

経営学では、同族経営はわりと上手く行く(これは人情やしがらみなどがあるから)と語られることもありますが、LVMHはどうなっていくんでしょうか。

日本企業も同族経営が多いですが、私が属しているエンタメ業界も昨今は少し変わりつつありますが、割と同族経営が多いですね。

非常に興味深いので、もうちょっとリサーチしてみようと思いました。

映画ひとつではありますが、結構深堀してみると面白い。”ボキャブラ天国”(若い方は知らないですよね)だったら、「へぇー!」ボタンを押しまくりたいことが山ほど出てきます。

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