コロナ前後で変化した美容室業界
先日、私が通っている表参道の美容室がリニューアルオープンしました。
同じ場所ですが、席数を増やすため、またイメージを変えるためにという非常にポジティブな理由からです。
店長さんに髪を切ってもらいながら、話をしたのですが、コロナ禍で美容室のリニューアル需要が高まっていて、施工会社はかなり忙しく、工事が終わったのは当日の朝だったそうです。
なぜ、リニューアル需要が増えているのか。
店長の話では、表参道などの美容室はリモートワークの影響を受けて、お客さんの数が減っているところが増え、店舗スペースを縮小するために移転するところが増えているとの話。
この話を、少し深掘りしてみました。
株式会社ゲインの調査によると、下記の消費者の変化があったそうです。
コロナ後は圧倒的に通いやすい美容室に変えているという結果です。
店長さんの施工会社の話には続きがあって、忙しい理由は、郊外の美容室のリニューアルや店舗増などの需要の高まりもあるとのことだったので、このデータを見て納得です。
しかし、少し悲観的な結果が次です。
リモートワークでオンライン会議に切り替わったことや、接触リスクを減らしたいなど、様々の理由はあるかと思いますが、美容室に行く頻度が落ちてしまったんでしょうね。
実際、2020年度の理美容市場は、前年度比92.7%の1兆9,700億円に下がっています。
まん延防止等重点措置が解除されても、リモートワークを永続的に取り入れる企業もあるので、美容室も他店との差別化を計って、既存の顧客の囲い込みだけでなく、新規顧客の獲得をするよう戦略を練らないと、淘汰されていってしまうでしょう。
コロナの影響で、さまざまな業界に変化が訪れましたが、どの業界にいても、現状を分析して新たなチャレンジをしていくことが必要とされているということでしょうね。
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