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家庭料理のおはなし:盛り付けの一手間は、自分への一手間

こんばんは。
正しい手抜きメソッド・おだしマジック! 家庭料理研究家の高窪美穂子です。

今日も気持ちの良いお天気でしたね。
所用を済ませるのに近所まで出かけましたが、お店も今日からオープンしているところも多くて、新しい年が動き始めたなぁと改めて思いました。

さてさて、2日のお客様用に焼いた抹茶黒豆パウンドケーキ。

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結局、お腹がいっぱいになってしまって召し上がっていただけなかったので、カットして個包装してお持ち帰りいただいて、残りを・・・

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家族でカットして、盛り付けていただきました。
一緒にいただいた抹茶入玄米茶とも相性抜群で美味しかったー!

新年になり、お祝い膳を囲んで改めて思うのが、仕上がりの綺麗さや盛り付けの綺麗さの大切さ。

家庭ですから、必要以上に華美にすることなく、でも、美しく。
盛り付けが家庭料理の美味しさをより引き立ててくれるように、と。

お料理やお菓子を作るための素材も大切、味付けも大切。
そして全ての総仕上げが盛り付け、なんですよね。

それを習慣化することで自然にできるように、身につくように日々実践する場が、毎日の食卓だなぁと改めて思いました。

とはいえ、決して無理しない!
見栄のための盛り付けでもないこと、覚えておかないと、です。

私がこの手のお話をすると色々な質問を受けることが多いのですが、たったひとつだけ、いつもお願いしているのが・・・

買ってきたお惣菜であっても、お皿に盛り付けてください、ということ。
それだけはしてね、と。

「盛り付け」という一手間は、食事を食べるあなた自身に対して心をかけること、にもなると私は思っています。
そして自分に手間をかけ心をかけることは、自分を大切にすることにも繋がるとも思っています。

そのたった一手間、面倒かもしれません。
今はとっても綺麗なトレーに入っているものも多いですし、その盛り付けを壊したくない、という方も多いようです。
また、洗い物が増えるから嫌だ、という方もいらっしゃいます。

これはあくまで私個人の考え方ですから、ばかばかしい、つまらない、そんな暇ない、くだらない!という方もいらっしゃるのは承知の上です。

でもね、自分を大切にすることを知らないと、他の人のことを本当の意味で大切にすることもわからないのかもしれない、と、思うのです。

半世紀以上不器用に生きてきて、たくさんの失敗をして、ちょっとその意味がわかってきた最近だから、改めて盛り付けを考えた、新年でした😀

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