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お茶の時間

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茶道と「初心」〜秋の心尽くし

茶道と「初心」〜秋の心尽くし

お茶の稽古。

残暑きびしいけれど、床の間には秋海棠と数珠珊瑚の花。
目から涼を呼ぶ、先生の心尽くしです。
数珠珊瑚は、赤い実を数珠のようにたくさんつけることから名づけられたそう。
茶花は名前まで楽しい。

今日のお点前は、糸巻きの形に棚の一部をくり抜いた「糸巻棚」
一番下の棚板がはまっているときは水指を置いたまま、棚板がないときには水指を運び出して使います。

道具ひとつ違うだけでがらっとお点前

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「今、ここ」にすべてがある〜「吾唯足知(われ、ただ足ることを知る)」

「今、ここ」にすべてがある〜「吾唯足知(われ、ただ足ることを知る)」

花散らしの雨降る日曜日。

今日も今日とて、お茶の稽古に向かいます。

教えていただいたのは「炭手前」。

お茶を点てるお湯を沸かすため、茶室の真ん中には炉があって、そこにお釜がのせてあります。

お湯がよく沸くよう、いったんお釜を下ろし、灰をかき炭を入れるのが炭手前。

あたらしいことを教わるときには、毎回あやつり人形みたいになってしまう。

先生の横で、見よう見まねで手を動かしおぼえようとする

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