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生き抜くための雑記帳

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自己肯定感や生きづらさ、メンタルヘルス、思考のとらえ方などについて、生き抜くための問いや考え方を書いたり、学びになるnoteをまとめたりしたマガジンです。
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#エッセイ

頑張るための休憩方法

仕事に疲れたな、と思ったら、座る場所を変えてみるのは一番簡単なリフレッシュ方法だ。 ここ数週間、朝の弱さに拍車がかかっている。一度起きても、胃のあたりがどんよりしていて気持ち悪い。ベッドやソファでギリギリまで横になり、出勤間近に急いで支度。パソコンを開ける手もなんだか重りがついているようだ。 今日は、ダイニングにパソコンを用意して、リビングを眺めながら仕事をすることにした。いつもは左腕にさんさんと照り付ける光が、後ろからやわらかく差し込んでくる。 部屋で仕事をしている同

自己肯定感を下げることで怠けていたあの頃

大学時代、私の手帳には月に数個、真っ赤な「寿」のマークがちりばめられた。 友達に約束をドタキャンされるたびに、黒い横線を引いて取り消すのが悲しくて、でも少しでも前向きにと、「寿」を書くようになったのだ。 「突然バイトに入らなきゃいけなくなった」 「急に行くのが難しくなった」 私の予定は暇つぶしのようなもので、どんな出来事よりも優先度が低い。「寿」を書いてはため息をつきながら、それでも「また今度ね!」と笑顔で返事をしていた。 そんな出来事を笑い話にしたら、笑い話どころ

「正解」探しから抜け出す方法

いつも正解を、狙いすぎてはいないだろうか。 「こんなこと言ったら嫌がられるかな」「嫌われるかな」と、相手の気持ちがマイナスになってしまうことを想像して、なかなか行動に出れない。気持ちよく過ごしてほしいからこそ、自分が邪魔をしないように、どうか相手の気分を損ねないようにと無意識に行動してしまう。そして自分と似ている人にはなおさら、いつもよりもいっそう気を遣うようになる。だって、些細なことで落ち込んでしまうことをよく知っているから。 それが最近、ちょっとストレスだ。 嫌な思

「あなたはあなたのままでいい」理由

「何もしなくても、あなたはいるだけでいいよ」と言われても、数年前はいまいちピンとこなかった。 何かの役に立っていないといけない、何もしないならいる価値はないと思って、何もできない自分に焦る。 時が経って少しづつ、「わたしはこのままでも、ここにいていい存在なのかも?」と考えるようになった。というか、「今のままでもここにいていいよ」と言ってくれる人を探して、その人のそばにずっといればいいんだ、私の「安全基地」を作ればいいのだと気持ちを切り替えてきた。 落ち込んだことがあって

「相手の課題」にはあまり関与しなくていい

会社で上長と面談をしたとき、最近課題に思っていることを話した。 内容としては、会社でインターンをしてくれている子が、もっと積極的に動ける環境にするのってどうしたらいいんだろうかということ。碇さんとジュンヤさんが共同代表をしているIDENTITYのメディア「IDENTITY名古屋」インターン生のnoteを見ていると、うちの子はちゃんと学びを持って帰れてるかな…と心配になる。 自分が採用したんだから、ここで働けて良かったって思ってもらいたいし、それにはこちらからも何か働きかけ

起点は不安か意気込みか。同じ結果になったとしても

外出自粛が出てからというもの、リアルで会う知り合いは同居人のみに限られた。LINEで連絡を取る友人、オンライン飲み会をする友人は数人いるけれど、やっぱりリアルで会う時とは違う。何かに一枚隔たれて、守られているような、相手がよく見えないような気持ちになる。 同居人と私は、最終的に行き着く答えは一緒のことが多いけれど、スタート地点が全く違う。 たとえば、誰かの役に立ちたいと思う時。私の場合は「相手の役に立っていないと、ここにはいる資格が無いような気がして不安になるから、自分は

#メンタルモデルどうぶつ図鑑 No.1 : 何者かになりたいウサギちゃん

この世界のどこかにあるという "どうぶつ村"。 今日も村一番の長老・かめ仙人 🐢 と 助手・ダイちゃん 👦🏻 のもとに、 迷えるどうぶつたちの相談がたえません。 かめ仙人が解き明かすのは、 だれもが無自覚に抱えてしまっている 人生のパターン "メンタルモデル"。 さて、今日はどんな訪問者がやってくるのでしょうか? 🐰[ウサギちゃん]:(扉をドンドンドン!)こんにちは〜!かめ仙人ー! 👦🏻[助手のダイちゃん]:かめ仙人、お客さんですよ〜! 🐢[かめ仙人]:(扉をガチャ!)

ギモンで縮まる相手との距離

誰かの行動にイライラしたり、モヤっとしたりするときは決まって、その行動をした本人に興味がもてなくなる。 自分が感じたこのイライラを、モヤモヤを、一刻もはやく聞いてほしい。誰かに言いたい気持ちが先走り、どうしても自分の感情が第一優先になってしまうものだ。 「相手の考えは間違っているんじゃないか」と思った時点で、自分が正しいと思い込み、なんとかして論破しようとしてしまう。または自分と違う意見を言われ、“攻撃された“と思ってしまい、自分を守るためだけに正しそうな言葉で周りを囲む

「なんでよ」の答えは知っている

SNSでも、記事でも、「この前私がnoteに書いたことと、この人は同じことを言ってる」と思うことがちょこちょこある。そして、そんな人に限って影響力があって、私が書いたことと"同じこと"に対する共感の言葉やシェアを浴びるようにもらっていたりする。 そんな時はすぐ「私だって同じこと書いたんだけどな」といじけ心が芽生え、同じことを言っても反応がこんなに違うなんて理不尽じゃないか、なんてもんもんと考えるようになってしまう。 「理不尽だ」とか「なんでよ」とか思ってはいるものの、私は

"怖い”という感情の原因

「ミホは怖いものが多すぎるよ。1つ1つ克服していこう? ほら、よーく見て。相手は何もしてこないから。」 アテネから電車を乗り継ぎ到着した小さな村の幼稚園で、私は暗闇に潜むカエルに怯えていた。その時、夏の間は使われない幼稚園を間借りして、ヨーロッパ各国から集まった人たちと2週間の共同生活をしていた。昼は村の公園で遊具にペンキを塗り直し、夜は外で宴する。標高の高い場所だったからか、エアコン無しでなんとかなってしまうその地域で、外も中もあまり変わらないような生活をしていた。 哺

相手のことを考えすぎて怒れない

同僚がふてくされた顔してオフィスに戻ってきた。聞いてみると、取材先の人の対応がとんでもなくひどかったという。 「インタビュー中はずっとスマホいじってるし、『こだわっている部分はありますか』と聞くと、『特にありません』と言われるし。記事を書く気が起きない」と、少し疲れた様子だった。 それはひどい……と思うと同時に、どうしてこの同僚はひどい目によく遭うのだろうと疑問がうかんだ。取材や飲みに行った店先で、ひどい扱いをうけたとよく怒っているのを聞くからだ。私はというと、取材先、店

疲れたときは「何もしない」場所を選ぶ

目をつぶると思い出したくないあれこれが頭の中いっぱいに広がり、ドクドクとした心臓の動きが全身を波打つように響く。あぁ、眠れないと布団の中でもがくこと3時間、明け方まで飲み歩いていた友人と電話がつながり、なんとか眠りについた。 結局お昼近くまでベッドから動けず、「もしかしたら今日も……」と不安が募る。気持ちは疲れているのに、ゆっくり休めない。仕事の資料用にパラパラめくっていた森林浴の本を眺め、ふと「あぁ、疲れてるなら森に行ってみよう」と思い立ち、近くの公園へ足を運んだ。 *

傷つかずに生きることは難しいけれど

親指の爪に小さな白い跡が残っているのを見つけた。小さい頃はよくできていたが、最近になっては珍しい。1ミリ程度の、小さな線。この線ができると栄養が足りてないだとか、カルシウム不足だとかいう話を聞いていたけれど、実はそんな悪いものではないらしい。できる理由は、自分でも気づかないほどの小さな衝撃から、なんてこともあるのだという。 テーブルの角にぶつけてしまったり、ドアの間に小さく挟んでしまったり。傷つく理由はそれぞれらしい。その時痛くて気づくこともあれば、後々になって「あれ、傷な

回復の魔法

ひどく落ち込むことがあると誰にも会いたくなくなって、一人部屋に閉じこもったりしてしまう。考えていることも、誰かと会ってしまった時に話す話題も、落ち込んだ"あのこと"ばかり。考えたくないのにずっと付きまとわられてしまう。 先週はそんな日々を送っていた。嫌なことばかり考えていたらわかりやすく免疫力が下がり、胃痛、のどの痛み、腹痛、頭痛と痛みのオンパレード。こんなにもわかりやすく一気にくるものかと逆に関心してしまったりもした。 頭痛に効くというアロマオイルを頭に塗り、これでもか