頑張るための休憩方法

仕事に疲れたな、と思ったら、座る場所を変えてみるのは一番簡単なリフレッシュ方法だ。

ここ数週間、朝の弱さに拍車がかかっている。一度起きても、胃のあたりがどんよりしていて気持ち悪い。ベッドやソファでギリギリまで横になり、出勤間近に急いで支度。パソコンを開ける手もなんだか重りがついているようだ。

今日は、ダイニングにパソコンを用意して、リビングを眺めながら仕事をすることにした。いつもは左腕にさんさんと照り付ける光が、後ろからやわらかく差し込んでくる。

部屋で仕事をしている同居人が、1時間おきくらいに部屋から出てきた。キッチンで一杯の水を飲み、トイレに向かう。そのルーティンを毎日繰り返しているようだ。なんで1時間おきに……と思って聞いてみると、「タバコ休憩みたいなもんだよ」とのこと。

健康とダイエットのために、1日3リットルの水を飲んでいるという。だからトイレは自然と近くなる。それが休憩につながっているようだ。

私はというと、リモートになってから仕事中はずっと机に向かいっぱなしだった。午前中にコーヒーを一杯、お昼を終えたら午後に紅茶を1～2杯。午前中は仕事前に淹れるだけなので、1度も椅子から離れることなく終わる。もしかしたら、休憩なるものをうまく取れていなかったのかもしれない。

学校でも仕事でも、映画でも漫画でも、頑張ることについてはたくさんの人やモノを通して教わる。けれど、頑張り続けるための休憩方法や、やる気を継続するための手の抜き方は、あんまり教わってこなかったなぁ。そして、「頑張ること」は「やり続けること」だとも、思っていたかもしれない。

参考資料や筆記用具を取りに部屋を往復したり、同居人の休憩方法を知ったり、座る場所を変えたことで、明日はちょっと休憩上手になれるような気がした。

去年の毎日note