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自己防衛とは自分で自分を守ること〜その為にするべきことは何か(HSS型HSPの私の場合)

人の悩みの大半は、人間関係から来ていると言っても過言ではないのではないでしょうか。もちろんそればかりではありませんが、今回は人間関係に焦点を当てて、自己防衛の必要性についてまとめてみたいと思います。


私はHSPの気質を持っているせいか、たまに人間関係のちょっとした出来事に敏感に反応してしまい、ひどく疲れてしまうことがあります。そんな時は、普段はスルーしてしまえることが引っかかってしまうようです。

HSPとは、視覚や聴覚などの感覚が敏感で、非常に感受性が豊かといった特性を生まれながらにして持っている人のことで、5人に1人の割合で存在します。(以前にHSPについての記事も投稿しているので、もしよろしければそちらをご覧ください。)

とは言え私は中でも、HSS型HSPに分類され、こちらは20人に1人の割合です。内向的で静かな生活を好む本来のHSPとは違い、どちらかというと外向的で好奇心が強いタイプ。つまり、非常に敏感なのに刺激を求めてしまう人のことです。

それゆえ、調子の良い時はとても活動的で、時には衝動的に思いついたまま行動に移したりもするので、周囲の人からは、いつも前向きで元気な人!と捉えられがち。相談事を持ちかけられたり、元気がない人に頼られたりすることが多く、それに私は精一杯応えようとします。

ですが、私が人の前に現れる時は、人に笑い声や笑顔を向けられる元気な時だけなのです。ギリギリ元気を装っている場合もあります。それが本当の元気に繋がったりもしますが、積み重なってしまうと装うことも困難なことがあります。それは周囲の人には分かりません。当の本人にもそのタイミングを掴むのは難しいです。


時々、心がぐったりと疲れてしまいます。そんな時に必要なのが自己防衛。それは普段から、自分をよく追求し、観察し続けることでしか、そのタイミングは掴めません。また、自分の特性を理解し受け入れていないと、自己防衛の必要性に気付けません。

普段は何ともない光景、やり過ごせる場面も、疲れている時には一つ一つの事柄が痛く心に刺さってしまいます。ただでさえ疲れている精神を更に小さなナイフで突かれているような感覚です。その事象の一つ一つに何故?どうして?を重ねても、そこに答えはありません。疲労が増すばかりです。


私はそんな時、そっとその場を離れて、ひとりになります。きっとそんな時が、自己防衛本能が大きく働いている時ではないかと思います。人と会うことはもちろん、会話をするのも難しいです。何も考えたくない、考えられない、そして少し時間を作って、気持ちを整えます。自分の1人のスペースで、1人の自由な空間で、好きな音、好きなものだけを取り入れます。聴覚、視覚が大きく働く時かもしれません。時には無音が良いです。時にはオルゴール音のような静かな流れの中に身を置きます。それが出来たらもう復活へ向かう入り口を見つけたようなものです。

無理に人と話す必要はありません。どんな言葉も真っ直ぐには入って来ないですから。そして自分からも素敵な言葉は紡がれてはいきません。そんな自分に更に疲弊する前に、あらゆるものから自分を守りましょう。それが出来るのは、自分自身だけです。他の誰かに頼るのもやめましょう。

自己内省は、想像している以上に有効です。人を嫌いになる訳ではありません。少しの時間、少しの距離を置くだけで、自分が戻って来てくれますから。自分自身とだけお付き合いします。


もし、人に理解して欲しいなら、自分のされて嫌なことをきちんと伝えましょう。周囲の人には、あなたの気持ちを説明なしに察することは出来ません。それがもし、同じようにHSPの気質の特性を持つ人でさえ、説明なしに理解し合うことは困難です。何故ならHSPの人は、繊細さんで傷付きやすいため、あなたの言動に傷ついてしまうかもしれません。だからそれには説明が必要なのです。けれど、それもごく周辺の普段分かり合えている仲間だけに留めておきましょう。出来れば心が弱っていない人。それが誰なのか、それを見極めるのことも大事なことです。


社会生活を送る上では、いつこの繊細さがずっしりとした疲れと共に舞い降りるか分からないので、とても厄介です。だからこそ、大きな崩れが来る前に、この自己防衛を心掛けて、暮らしていきたいと思います。





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