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自閉症の次男とドタバタな日々を暮らしています。わが子がもう少し成長してくれたらと思う以…

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自閉症の次男とドタバタな日々を暮らしています。わが子がもう少し成長してくれたらと思う以上に、親として全く成長しない私。日々の中で起こるあれやこれやをこちらに吐き出したいと思っています。

最近の記事

朝のイライラ

あっ、目覚めたな、と思う。 朝4時前。 Kはまどろみの中、2、3回体をくねらす。 少しずつ意識がはっきりしてきて、今日が始まると気づいた途端 kは興奮全開モードで飛び起きる。 Kはたぶん学校が嫌い。 学校がある日は怒りで目が覚める。 寝室を飛び出し、リモコンでテレビをつけ、 続いて食器棚からスプーンを出す。 テレビをつける行為と、スプーンを出す行為はKのイライラの表現だ。 いつからそうなったか、どうしてそうなのかわからないが、 決まってそうだ。 意味不明ではあるが、イラ

    • お風呂の憂鬱

      朝なのに、夜のお風呂のことを思って気が重くなっています。 K(自閉症)は水がとても好きで、入浴の際、水遊びが9割を占めてしまいます。 特にイライラが募った日は水遊びが激しくなります。 当然、水の無駄使いが起きます。 でもストレス解消に役立ってもいます。 Kにどこまで求めるか? 一般人並の理解や振る舞いは難しいのかなと思います。 でも社会生活の中で許容されないことは、教えていかないと 結局はKの損になります。 (いずれグループホームにお世話になったときにトラブルになりか

      • 今日も荒れるK

        ,Kが学校で荒れた。 と言っても、珍しいことではない。 週に2、3回は暴れてくる。 なんでそんなに荒れるかな? ネット上で自閉症の問題行動はよく目にするけど、 学校で見る周りの子たちはそんなに衝動的に人を引っかいたり、 物を投げたりしない。 今日は何で荒れたのかな? この蒸し暑い天気のせいだろうか? 最近咳が出ているけど体調が悪いのかしら? 通学の際、電車が少し遅延してかなりの混雑だったな。 週末で疲れがたまっているのだろうか? 考えれば思い当たることはいっぱいある。

        • ぶきような寝返り

          寝返りについてです。 Kは布団の中で寝返りができません。 寝返りはできます。 でも寝返りするとき、かけ布団を巻き込んで寝返りするので 一回寝返りすると、布団はもう体の上には乗っていません。 冬は寒いですよね。 冬でなくても、春や秋は明け方はぐっと寒くなりますし、 夏は冷房をかけるので、せめてお腹くらいはタオルケットが乗っていてほしいと思います。 母は寝ていても気になってしまい、度々起きて布団をかけなおします。 なので、1年中自分の眠りに集中できません。 いくら何でも過保

        朝のイライラ

          満員電車

          今朝、いつも乗る電車が遅れた。 なんでも2駅手前の駅で〇〇点検のため停止中とのアナウンス。 (○○は何度聞いても聞き取れなかった。) 実質は5、6分遅れただけだったが、普段から満員でやっと乗り込む感じ、 多分かなり混んでいるのだろうなあと覚悟する。 覚悟とは、Kが大丈夫ではないかもという覚悟だ。 絶対ではないけど危ないかもと。 でも、乗り換えの駅まではたった一駅。 乗ってしまえば何とか一駅くらいは頑張れるのではないか? 希望的観測もある。 判断のつかないまま、ホームの先頭

          満員電車

          バナナのやけ食い

          Kは腹が立つと「スプーン、スプーン」と言って食器棚の引き出しからスプーンを出します。 それをテーブルの上にバンと置きます。 腹が立つとどうしてそういう行為に及ぶのかわかりませんが定番のイライラ表現です。 イライラが小さい時はそれで収まりますが、収まらない時もあります。 すると今度は「バナナ、バナナ、バナナ食べる」とか「カレールウが好き、カレールウ!カレールウ!」とか言い出します。 本当におなかが空いているなら食べてもいいと思いますが、Kの場合必ずしもおなかが空いた時の表現方

          バナナのやけ食い

          自閉のKと小学1年生

          自閉症のKは高校生である。 学校が嫌い。それでも毎日学校に行ってくれる。 どれほど学校が苦痛なのか母には計り知れない。 学校に行ってくれるのは母としてはありがたい話だ。 一日中家にいられると本当に大変。 でも嫌いな学校に行く精神的ストレスはいかほどのものだろう。 言葉では確認しようがない。 「学校きらい」「車に乗って温泉に行く」「今日は週末です」 Kは数少ない語彙を連呼して、学校行きたくないアピールする。 でもそれは何故なのか?どれくらい嫌なのか?それはわからない。 普段か

          自閉のKと小学1年生

          チンチン!

          チンチンはKがよく言う言葉です。 おチンチンの意味ではありません。 イメージとしては昔の路面電車がならすベルのような感じです。 どんな時に使うかというと、母がKの何かを注意したり、諭したりする時に、その言葉をはじくようにチンチン、チンチンと連呼し、防御のバリアを張ります。 なので、母が注意したことが彼に届く様子はありません。 ごはんの時、いただきますの前にフライング気味に箸を手に取りむさぼりつくK。 「箸をおいて、みんなでいただきますしましょうね」 「チンチン、チンチン」

          チンチン!

          はじめての note  自己紹介

          はじめまして。 私は自閉症の息子Kを子を育ててきました。 幼いころは子育てを頑張れば子供の成長に繋がるんだ、と信じてました。 努力するれば報われるものと考えていました。 二人で自閉症を世界を抜け出す、というサクセスストリーを夢見て、それが私の人生の意味になるとまで考えていました。 当然うまくはいきません。kはKで別人になるわけではないのです。 kもたくさん成長していたはずなのに至らぬ母はkではないKの姿を思い描いて、Kをちゃんと見てあげられていなかったと思います。 長い

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