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ぶきような寝返り

寝返りについてです。

Kは布団の中で寝返りができません。
寝返りはできます。
でも寝返りするとき、かけ布団を巻き込んで寝返りするので
一回寝返りすると、布団はもう体の上には乗っていません。

冬は寒いですよね。
冬でなくても、春や秋は明け方はぐっと寒くなりますし、
夏は冷房をかけるので、せめてお腹くらいはタオルケットが乗っていてほしいと思います。
母は寝ていても気になってしまい、度々起きて布団をかけなおします。
なので、1年中自分の眠りに集中できません。

いくら何でも過保護じゃないかという声も聞こえてきそうですが、
はだけた布団を引き寄せ直すみたいな、いとも簡単なことができないんですよね。

母はKの布団をかけ直すのですが、簡単な作業ではなく成功するのとしないのでは天国と地獄との差が生まれてしまいます。
体と一緒に巻き込まれた布団を引きはがす際、Kが目覚めてしまう危険性があるのです。
寝ていても神経が休まっていないせいなのか、少しの刺激で、ガバっと飛び起きてしまいます。そしていったん目覚めたら最後、再度眠りに入ってくれることはほぼありません。

睡眠のリズムが極端なんです。睡眠の波が少し覚醒に向かうと一気に目覚めてしまうんですよね。これはかけ布団だけでなくしょっちゅう起こるので睡眠の確保は、健康や成長のために最優先事項です。優先してはいても確保はできてませんが・・・(母の顔にできた皺の半分はKの睡眠障害のせいだと思っています)

起こすのを避けたくて選ぶ手段は、かけ布団を数枚用意して、はだけたら次の物をかけていく作戦!
でもこれも実は好し悪しがあって、kは夜尿症なのでかなりの確率で布団が被害にあいます。
もちろん、夜尿対策はしてますよ!
夜ご飯は寝る3時間前までに食べる。その後は水分摂取もダメ。
抗利尿剤と膀胱の収縮に働きかける薬をのむ。
介護用おむつとおねしょパッド、そして防水パジャマ。
これらの対策をしてもおねしょは治らないし、布団まで濡らしてしまいます。
布団は掛も敷きも防水カバーをつけますが、寝返りしてはだけた回数だけ掛け布団を投入するとその枚数のシーツの洗濯が翌朝待っています。

なので、かけ布団を引き剝がしてかけ直したり、新しいものを投入したり、
根拠もない母の第六感で使い分けて対応しています。
睡眠不足になるか、洗濯地獄にはまるか・・・

お伺いしたいのですが、塩梅よく布団の中で寝返りするってそんなに難しいことなのでしょうか?
母は事もなくできるんですけど、世の中の皆さんはどうでしょうか?


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