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屍は生き続ける。 「朝鮮半島という悲哀」

正恩は生存していないだろう。

あの実妹が権力握るために死亡を隠蔽、又は殺害。

...と私は見てるが。

確信に近い予想。

権力に対し欲望は無いが、「何かをやる、変える」時に非常に役立つ。役立つというより不可欠が近いか?

権力=影響力。

高い権力を持てば、高い影響力を持てる。

頂点の権力は、柔らかく言えば「鶴の一声」、硬く言えば「独裁」。

しかし、独裁=悪ではない。

システムの構築に問題があるだけだ。

徳川家康は独裁者といえるが、システムを非常に優秀に作り上げ、太平の世を築いた。

神に等しい存在と崇められるに至り、今なお東照宮への参拝者は後を絶たない。

天皇の男系男子が問題となっているが、はたしてこの問題を理解している国民はどのくらいいるのだろうか。

なぜ、改革派の安倍前首相は「男系男子は絶対」と言い続けたのか。

家康も同じだった、と考えれば分かる事だ。

彼は大御所として一線を退いた後、鶴の一声で「世継ぎは男子の長子」の絶対を定めた。それは徳川幕府の終焉まで守られた。

徳川幕府の終焉は、崩壊や衰退ではなく外的圧力によるもので、実に完璧なシステムだった。

そのシステムに「男子の長子」が入っている。

藩を抑え統治するのが果たす役目であるのに、跡目争いが起きる。

内部分裂は敵に美味しい。と何度も言っているが、まさしくそれだ。

それを未然に防ぐ事ができる。

もし「男系男子の絶対」が崩れれば、絶対派と容認派に分かれる。

先の米大統領選で、米国の分断の酷い有り様を見たと思うが、そういう事だ。

天皇に権力はない、それは正しくもあり、しかし誤りだ。

現在に至るまで日本国家の在り方は、総理を含め「大臣」は天皇によって任じられる役職でしかない。

古くは「征夷大将軍」という役職が、同じく任じられたように。脈々と受け継がれている。

...この話は長くなるので、ここまでにする。

「太平の世を築いた家康と、歴代最長政権を敷いた安倍晋三が、同様の事を絶対とした。それはなぜか。」

この一文で済んだ。

さて、システムが優秀とは言い難い北朝鮮。

独裁のようでいて独裁ではない。であるのに独裁的。

何度も暗殺されかけているという話は、はたして噂の域か。

独裁の権限が無いのにも関わらず、極めて独裁的である。これに反発が起きないわけが無い。

特に正恩は、叔父を含め高官達を粛清するという暴挙に出た。

そういう在り方では、上手くはいかないだろう。

実父はそのあたりは上手くやっていた。

日本との関係の重要性も理解して首脳会談に応じ、拉致被害者の一部を帰国させた。

が、正恩は日本を拒絶し、嘲るという、これもまた暴挙に出た。

(しかしこれは彼の判断か、そうではないか迷うところだ)

朝鮮という半島、いつまでも哀れな半島であり続けるのだろうか。

 

 (おわり)



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