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【旅日記】青春18きっぷで大阪→小倉、新幹線で鹿児島へ(前編)

早朝4時半、起きると外は大雨でした。
雨はちょっと憂うつ。けれど大雨は景気がいい感じがして好きです。
打ち付ける雨音をファンファーレに、実家の最寄駅まで走りました。(旅のしょっぱなから電車に遅れてしまいそうだったので笑)
3泊4日の鹿児島一人旅。初日は16時間に及ぶ列車旅です。
【旅のはじまり:2024年3月29日】


6:50 大阪 → 7:55 姫路 
ちょっと長い前置きとトイレ問題について

この日は平日。7時前の大阪駅はもう「起きて」いました。ホームにはずらりと行列。列車が来ると、座席を求め人々がなだれ込みます。座れた乗客の多くは、微睡に落ちていました。(朝早いもん、まだ眠いよね)

ところで長距離移動の一番の不安点は何でしょうか? 
私はお手洗いです。1も2もなくお手洗い、もしくは1から5までお手洗い。

この鹿児島行き、またそれ以降の青春18きっぷ旅でも、お手洗い問題は最大の課題でした。(ちょっと頻尿気味なんですよね。。)
そこで利用した(もしくは利用できなかった)お手洗い一言メモを残したいと思います。主に衛生面の話なので、書き記すのも多少ためらいがありますが、とくに女性にとって「トイレ問題」は気になるところだと思いますので。誰かの参考になれば幸いです。

さて、当列車のお手洗いですが・・・
使用不可でした。どのような状況であろうとも使用出来ません。とても文字化出来ない状況のものを見ることとなり、いきなり洗礼を受けた気持ちでした。

タイミング悪く、急病人発生につき急停車、遅れが発生しています。
姫路で岡山行きに乗り換えますが、空き時間は6分。姫路から岡山まで行ってくれる電車は非常に少なく(次の岡山行きはなんと19時4分。。) 、その列車を逃すと大幅な予定変更が生じます。乗換時間が最も短く、そして最も逃したくない列車なんです。

結果→→→運転手さんが尽力し、遅れを取り戻して下さりました。
ほぼ定刻で姫路駅到着。
姫路駅は新幹線乗換駅でもありますし、先述の通り、岡山行きはレア列車。
階段に到達するまでに並ばなければいけないほどの混雑です。焦りつつも、無事岡山行きに乗車出来ました。
お手洗いは次の列車に持ち越しです。

8:01 姫路 → 9:29 岡山
「駅名を聞いても漢字が分からない!」

西へ進むにつれ、雲の切れ間から日が射し始めます。

山沿いをひたすら西へ

兵庫県内では、車内アナウンスで駅名を聞くと漢字に変換出来ましたが、岡山県になると、めっきり。聞き慣れない地名が続きます。いよいよ旅に来た感!

*お手洗いメモ
ティッシュが流れず大量に溜まっていますが、急を要すれば使用出来るレベルでした。

9:46 岡山 → 11:19 糸崎
「菜の花畑で列車に手を振る園児たち」

列車は三原行きです。当駅始発に乗るため、1駅手前の糸崎駅で下車します。

大門駅付近(広島県福山市)

菜の花咲く土手の上で、幼稚園児たちと先生が列車に手を振っていました。
この日見た一番感動的な光景。
鈍行列車の旅に出て本当に良かったと思った瞬間です。

定刻で糸崎駅に到着。次の列車まで30分ほどあります。
改札を出て、駅前のコンビニでお昼ごはんを調達しました。

糸崎駅
沿岸の街です。
こういう工場も沿岸部っぽい。

*お手洗いメモ
ホームのお手洗い、衛生面は問題ありません。ただ水がたまるのに相当時間がかかりました。ホーム上のトイレは個室が1つしかなかったので、改札近くのお手洗いの方が良かったかも。

11:53 糸崎 → 14:04 岩国 「目に映る光景すべてが新鮮!スケッチスケッチ」

広島県内を走行中、目についたのが艶々の赤茶色の瓦と、屋根の上の鯱。
とくに庭付き一戸建ての家が並ぶエリアでは、ほぼすべての屋根に鯱が乗っているように見えます。

赤茶色の瓦に並ぶ鯱
(実物はもっとカッコいい顔です💦)

調べたところ、この赤茶色の瓦は石州瓦(せきしゅうがわら)と言い、島根県で生産されている瓦とのこと。鯱は火事から家を守ってくれるそうです。

じょじょに山が迫ってきました。
山陽新幹線はとてもトンネルの多い新幹線ですが、山陽本線はここまでほとんどトンネルがなく、風景を楽しむことが出来ます。

八本松駅付近(東広島市)
竹林から赤い鉄橋が伸びているのが印象的です。

この辺りからトンネルが増えてきました。
山合を進む列車から、だんだん畑が見えます。畑のへりに沿うように、民家が点在していました。

駅間も距離があります。一駅ずつ、確実に西へと進んでいきます。

瀬野駅(広島市)
山を這うように、駅からレールが伸びています。

瀬野駅。広島市に入りました。この辺りから乗客が増え始めます。下校途中の学生さんが多い印象。
その瀬野駅ですが、駅舎の上方から山に向かって長いレールが伸びています。調べたところ、スカイレールというモノレールでした。ロープウェイのゴンドラのような車輛で、坂の上の住宅地と瀬野駅を結んでいる路線です。なんと今年(2024年)5月1日をもって廃線とのこと。

そこから街はどんどん開け、列車は広島駅に到着。大勢の旅行客が乗り込んできます。インバウンドも多数。
多くの旅客は宮島口で降りていきました。宮島フェリーの発着所があるようです。人気なんですね、宮島。私もいつか行ってみたいな。

いよいよ列車は本州最西端、山口県へ。
定刻で岩国駅に到着しました。

錦帯橋の模型
五連の木造アーチ橋。
日本三大奇橋に数えられています。
実物を見に行ってみたいな。

*お手洗いメモ
岩国駅。綺麗! 感動! 都内に住んでいると、お手洗いが綺麗なことを当たり前に感じていました。でも人が手間暇とお金をかけて綺麗にしているんですよね。この旅以来、綺麗なトイレに感動と深い感謝を覚えるようになりました。

14:45 岩国~ <後編へ>

5時半に家を出てから9時間あまりが経過。旅は折り返しを超えています。
これから山口県を横断するわけですが、海岸沿いの美しい光景に驚き&感動! 今まで山口県がこれほど魅力的だと知りませんでした。。ごめん、山口県。
そんな模様は後半でお届けします🌟








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