見出し画像

2021年12月21日〜紹介状を持って精神科を受診

ここ最近同じことの繰り返しの朝
我が家は母が来る前から朝食はバラバラ
出かける時間がそれぞれ違うので仕方がない
妻が一番早くていつも食べ終わっている
母と息子と3人で朝食を食べた

午後からは以前に予約した精神科の受診
総合病院で紹介状を貰ってすぐに予約した
本当は総合病院の精神科を受診したかった
しかし医師不足で新規受け入れを停止していた
脳神経外科、耳鼻科、精神科
一つのところでクローズしたかった

予約した病院は精神科の専門家病院
言葉は悪いけど昔で言えばキチガイ病院だ
母も心を病んではいるけど至って正常だ
このような病院が必要なのか懐疑的だった

脳腫瘍は頭蓋底腫瘍だ
強迫性障害なんかもそれが原因ではないのか?
脳腫瘍が原因ならば精神科ではどうしようもない
耳鳴りや意欲減退もそれが原因かもしれない
しかし母の脳腫瘍は新潟では対処できない

初めての病院で要領がよく判らない
正面から入っていったらダメだったらしい
コロナ対策の別部屋に通された

30分ほどして母の名前が呼ばれた
先生は物腰の柔らかい女医さんだった
とりあえずこれまでの経緯を伝えた
予想通り話しを聞いてくれるだけの診察だ
アクリルの衝立もあるしマスクもしている
耳の不自由な母には当然先生の声は届かない
途中途中で話しを掻い摘んで耳元で伝える
結局ここでも弱い抗うつ剤で様子見となった

先生は脳腫瘍の影響も否定出来ない
精神科では多少気持ちを和らげる事しか出来ない
脳神経外科と相談して方がいいと言う
脳神経外科では精神科へ行けと言う
これぞまさにタライ回しという言葉がピッタリだ
これが日本医療の現実なんだと実感した

診察を終えて会計待ちで椅子に母と並んで座った
暫くすると入院患者の隊列が前をよぎった
列の前後にはそれを見守るスタッフが付いている
売店で何か購入する時間のようだ
みんな目が虚ろで入院患者だとすぐに判る
5人グールプで何度か目の前を往復して行った
その列に母がいる事を想像した
やはりここは何か違う感じがした

明後日から雪が降る予報が出ていた
医者の帰りに雪用の長靴を買いに行った
私も受け継いでいるが母は足の甲が高い
なので実際より多少大きめでないと履きにくい
適当なものを見繕ってもこんな高いのいらない
結局何の洒落っ気もない茶色の長靴を買った

今日精神科で処方されたのはSSRIだけだ
既に母は多くの薬を飲んでいる
それに加えて飲んでも大丈夫なのか気にしていた
薬漬けの母の姿を見るのが忍びない

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?