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塩田千春展 魂がふるえる

今日は仕事を定時で上がらせていただき、六本木ヒルズまで若干無理やりですが行ってきました。目的はこれ、今週末まで森美術館で開催中の「塩田千春展:魂がふるえる」です。

六本木ヒルズに着いたのはだいたい20:30ぐらい。そこからこんな遅い時間にも関わらず15分ほどチケット購入のために並び、上層階の美術館へ行きました。

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塩田千春さんはベルリン在住の現代美術家です。この方は正直今まで存じ上げなかったのですが、テレビを何気なく見ていたら彼女の特集があり作品たちを見ていて表題にあるとおり「魂がふるえる」というか見えないものを見えるものとして表現しているところにすごく興味を持ちました。

ところで今回の塩田千春展の大きな特徴の一つとして全体の8割の作品たちに対して自由に写真を撮って(非営利に限り)共有をしても良いというのが挙げれます。これは現代の美術の展示のあり方の先を行くもので、今回いたるところでシャッター音を聞きました。

ということで事前知識がほとんどないまま展示を見ましたが、かなり刺激的なものが多かったです。彼女の作品の特徴として赤い糸と黒い糸、そして線という要素がかなり多めで構成されています。

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塩田千春《不確かな旅》2016年 鉄枠、赤毛糸

例えばこのインスタレーションは「不確かな旅」という作品で船からさまざまな方向に赤い線が伸びており、旅に向かっているもののその行き先にはいろいろな思惑や不確実な部分がありそれらの思いが赤い線となって表現されているように感じます。

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塩田千春《静けさの中で》2008年 焼けたピアノ、焼けた椅子、黒毛糸

またこの作品「静けさの中で」では、焼けたグランドピアノと観客席の間に無数の黒い糸を張り巡らせることで弾けないにも関わらず「音」が空間上に存在しているように見えます。

これ以外にも過去に行った写真での展示や手掛けた舞台芸術など数多くの作品が並んでいます。どれも現代美術としてはまだわかりやすいものの一つ一つに強烈なメッセージを感じました。

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塩田千春《集積―目的地を求めて》2016年 スーツケース、モーター、赤ロープ

最後に感想としてはどれもメッセージとして非常に強いものを感じてもっと早く行けば良かったと思わせる非常に良い作品たちでした。正直なところ仕事帰りに見る作品としてはかなり刺激の強いものでしたが行ってよかった企画展でした。

なお森美術館は他の美術館とは違い会期中は無休であることが多く、そして22:00までやっているという社会人にとっては非常にありがたい試みをしているところです。場所も森タワー53Fというとんでもないところですが。

企画名:塩田千春展:魂がふるえる
会期:2019.6.20(木)~ 10.27(日)会期中無休
場所:森美術館(六本木ヒルズ森タワー53階)
時間:10:00~22:00(最終入館 21:30)
展覧会公式HP:https://www.mori.art.museum/jp/exhibitions/shiotachiharu/index.html


30日チャレンジ中の今日の一枚

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上記の企画展の料金でそのまま展望エリアも回れたので撮ってきた一枚です。さすがPixel3aというか展望室からの夜景はとても良いですね。

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