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ショートショート

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呟き、自作の短編や、エッセイなどをアーカイブ
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記事一覧

順番 / 自作詩

何かに出会う時があり 何かを知る時がある 何かを見る時があり 何かを作り出す時がある 何…

鏡 / 独り言・エッセイ

僕はあの人の事を実際にはほとんど知らない。顔も少ししか知らない。住んでいる場所も知らない…

結婚前だから / 自作ショート・ショート

「お前さあ、麻奈美って女知ってるか?」 かつてのバンド仲間の矢嶋さんからの電話に少しだけ…

フランスの田舎町で / 自作ショートショート

 フランスのパリの南東に位置するディジョンの郊外、サンタムールのとある家で、僕はアンヌに…

華やかさなんてなくても /ショート・ショート

始めに:先月末から、クリスマスにちなんだ短編をアップしていますが、過去作も含めいくつかけ…

苦離数増す / 自作ショート・ショート

「しかしあれだな。24日のシフトっていっつもこうだよな」  人事部の佐藤は部下の児玉に向…

乾いた土の彼方に / 自作ショート・ショート

広漠とした土の広がりと化した畑にラナミヤは立ちすくむ。 もう既に七年もの間続くひどい日照りにナイルの水は涸れつつある。 地面に無数の穴を掘り麻の布を広げ被せ、地面から立ち上り繊維を潤す僅かな露を集め水を確保する早朝の繰り返しに空を見上げると、光る傾いたオリオンもただ恨めしいばかり。 王宮の倉庫には宰相が蓄積してきた穀物がまだまだ溢れている。 しかしその穀物を買い求める為の代金として、牛は既に売り払いもう何も残っていない。 「いったい神殿の神官達は何をしているのだろう

メサイア / 自作ショート・ショート

言葉が通じないこの町で、長年、理髪店をやっている父親は、彼に弁護士になれとハッパをかけ続…

石楠花 / 官能習作・ショートショート

 深いため息を吐きながら、あの人は目をつむった。湿りを帯びた戦慄く奥の襞は、熱く蠢きなが…

ガレージで / エッセイ

もうこれは随分前の話になるけれど、車を修理に出したガレージに、二人のバングラデシュ人の青…

スケベ心 / コラム

とある本を読んでいて、「スケベ心」についての記述があり、なるほどと感じた。最強の麻雀師で…

プレイバック/官能習作・ショートショート

片足だけがひざ頭をあらわにしたニーハイの先に、パステルピンクの下着が引っ掛かり、 めくれ…

みてた / 自作詩 (前の記事に寄せて)

君がハナウタを歌いながら歩いていたのを みてた ねむの木やはぜの木がざわざわ騒ぐ坂道を下…

品とかわいらしさ/ 独断コラム

常々、女性の魅力とは品と可愛らしさにあると思っているし発言しているが、今日はその事について。 以前、街で通りすがる女性をひとしきり観察して、A したい B してもいい C 対象外 に分類すると、B以上が2割 Aは4%くらいだった。ということは、私はそうスケベではないという結論になる。 さらに細かく言えば、肉体的性行対象外(子供と老人)を除けば、B以上に入るのは若いほど増える。 私は若い女性は好きだがロリコンではない。単純に外見だけとはいえ、魅力を感じる女性は若い方が多い