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勝手にアニメキャラのセックスを想像してみた

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「頭がよくて、バリバリ仕事をする女性ほどSEXに貪欲である」 そんな妄想を抱いているしょーもない貧乏男性が、アニメキャラクターのSEXを、勝手にでっち上げました。 ただそれだけの…
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#ご注文はうさぎですか

勝手にアニメキャラのセックスを想像してみた

第19回 真手凛−5 私の部屋がある建物は、名前こそ「マンション」とついているが壁が薄いらしく、隣室の様子がわかってしまうのが最大の難点だ。普通の生活音ならあまり気にしない私だが、まわりの環境が静かなので、夜更けになると人の声が聞こえることがある。もちろん会話ではなく、情事の真っ最中とすぐにわかる声である。 両隣の住人は、どちらも私よりも若い女性だ。付き合いはあまりないが、顔を合わせれば挨拶はする。二人とも学生で、どちらも一人暮らしだそうだ。左隣の学生は、医学部医学科の学

勝手にアニメキャラのセックスを想像してみた

第18回 真手凛−4 「ウッ! ウッ!」 「アッ! アアッ! アア────ッ!!」 夜も更けつつある頃、都内マンションの部屋にあるベランダの一角で、若い男女の低い唸り声と、ハレンチな喘ぎ声が交錯する。 彼の強烈な一撃を受けながら、私は心の中で (ヤメテ、ヤメテ、こんなこと。誰かに見られたらどうしよう。外廻りの警官に見られたら捕まっちゃう) と思いつつも、彼がもたしてくれる快楽が、ずっとずっと続けばいいのにと夢想していた。 やがて私の背後にいる男の腰は、グリグリ、グリグリと

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第17回 真手凛-3 出口に向かうエスカレーターの列の中に、さっきの面々を見つけることはできなかった。 「みんな、さっさと帰っちゃたんだろうな」浩二がいった。 「もう21時過ぎだもん。早く家に帰りたいんだよ」私も応じる。 「本当は、もうちょっと余韻に浸っていたいな……」 だが館内にある喫茶店はすでに閉まっており、中に入ることはできない。 「うーん、この近くの雰囲気のいい店を調べておけばよかったな」浩二がいった。 「お腹すいてないか?」 「うん、すいてる」 「ちょうどよかっ

勝手にアニメキャラのセックスを想像してみた

第16回 真手凛-2 「それでさ、春太の方はどうだったの?」私は、高校時代の春太について聞いてみた。 「ああ、彼は部内でもかなりの実力者だったよ。中学時代からホルンを吹いていたそうだからね」直子はそういいながら、微笑を浮かべつつ周囲を見渡す。 「千夏の方が、春太に熱を上げていたって話だけど?」和が突っ込む。 「そうそう。千夏が一方的に熱を上げたあげく、彼の部屋に押しかけてことに及んだって」 プププと噴き出しつつ、直子が千夏と春太のなれそめについて語る。 「あの二人、幼稚園時

勝手にアニメキャラのセックスを想像してみた

第15回 真手凛-1 「おーい凛、こっちこっちー」 私の姿を見つけた男性が、ホールの入り口付近で大声を上げる。 「こんなところで大声を出さないでよ。みっともないったらありゃしない」 「ハハハ、ごめんごめん。でもここは沢山人がいるだろう? ちょっと大声を出さないと、気づいてもらえないと思ってさ」 私を呼びよせた男性の名前は岩崎浩二。所属部署は別だが、同じ会社に勤務する同僚である。 そして、ここは池袋にある東京芸術劇場。 私と浩二はデートがてら、ここで開かれる演奏会を聴きにやっ

勝手にアニメキャラのセックスを想像してみた

第10回 青山ブルーマウンテン その10 姫川亜弓も負けじと北島マヤをにらみ返し 「私たちは、デビューからずっと「紅天女』を演じることを目標に、お互いに切磋琢磨してきました。最初は北島マヤをライバルと思っていましたけど、今では同じ目標を目指す『同志』だと思っていますわ。彼女の存在がなければ、今の私はありえないと思っていますの」 北島マヤも 「私はデビューしたときから、姫川亜弓を目標にがんばってきました。最初は高い壁だと思っていましたけど、徐々にお互いの距離感が縮まってきた

勝手にアニメキャラのセックスを想像してみた

第8回 青山ブルーマウンテン その8 「アア、おいしい!」 口の中に広がる独特な味覚に、私は思わずにっこり微笑む。 「うまいだろ、これ。ブルゴーニュ産のワインなんだぞ」よっしーは胸を反らせる。 「高いんだろうな」 「1本1万5,000円って書いてあったぞ」 「高い!」 「そりゃ高いさ。でもな、40階の部屋から夜景を眺めながらワインを飲むという機会は、そうそうないからな。この機会にじっくり味わおうよ」 といいながら、よっしーは私のグラスに2杯目のワインを注ぐ。 「飲んでないよ

勝手にアニメキャラのセックスを想像してみた

第7回 青山ブルーマウンテン その7 「『高級ホテル』ですって?『高級ラブホテル』の間違いじゃないでしょうね?」 「冗談はよしてくれ」 と彼は笑って返す。 「ホテル・プリンセスギャラクシーのコーナーツインルームを予約した。今宵はここで夜景を見ながら、ゆっくり楽しもうよ」 「眺めは素晴らしいの?」 「もちろん!40階の角部屋だから、素晴らしい夜景を見ることができるはずだよ」 「わくわくしちゃうわ!ねぇ、早く行こうよ、よっしー!」 「みどりんに喜んでくれるなんて光栄だな」 仕事

勝手にアニメキャラのセックスを想像してみた

第6回 青山ブルーマウンテン その6 「お待たせー!遅くなってごめーん!!」 彼氏さんがやってきたのは、私がパスタセットを食べ終え、ダージリンをすすりながらまったりしていたときでした。 仕事ではいつもやりとりしているのですが、夜に会うのは本当に久し振りです。 彼の顔を見た私は、彼に飛びつきそうになりました。 「ご飯食べて、その後まったり過ごしていたからね~。気を遣わなくていいよ」 「悪い。ぼく会社からそのままここに直行したから、なにも食べていない」 「じゃあなんか食べようよ

勝手にアニメキャラのセックスを想像してみた

第5回 青山ブルーマウンテン その5 でも、もうそろそろ限界が近づいてきました。 彼は一層激しくわたくしを攻撃してきたのです。 「モウ……ダメ……」 必死の思いで彼の耳元でつぶやくと 「イッチャウ────────────────────────────ッ!!!!」 と絶叫すると……そのまま力尽きてしまいましたわ…… 「先生、朝ですよ。起きてください」 上郷さんは私を揺すって、わたくしを起こしてくれました。 「上郷さん、今何時ですか?」 「朝7時をまわったところです」 上

勝手にアニメキャラのセックスを想像してみた #4

青山ブルーマウンテン その4 上郷さんは入念な愛撫を私に施した後、わたくしの乳房をゆっくりと愛撫しはじめます。 愛情がたっぷりこもった愛撫を受けるたびに、わたくしの口からは恥ずかしい言葉が止まりません。 「イヤ……ヤダ……」 「アアア……ウワァ────────────────────────!!!!」 「モット……モット────────────────────────!!!!」 わたくしがハレンチな嬌声を上げるたびにギシギシとベッドが揺れます。 身をくねらせ、首を左右に激

勝手にアニメキャラのセックスを想像してみた−3

ギシギシ、ミシミシ。 私が歩くたびに、廊下からはこのような音が出ます。室内の照明もちょっと暗いです。まあ部屋の名前がわかるから、それはそれでよしとしますか。 これが夏でしたら、お化け屋敷の中を歩いているみたいで、ちょっと怖いですね~。 そんなことを考えながら、館内を歩いていたら 「アッ……アッ……アッ……アッ……」 「ウッ……ウッ……ウッ……ウッ……」 「ハァ……ハァ……ハァ……ハァ……」 という、何とも不気味な声が聞こえてくるではありませんか。 それも耳をよーくすませてみた

勝手にアニメキャラのセックスを想像してみた−2

第一部 青山ブルーマウンテン その2 わたくしはびっくりしましたわ。こんなところでわたくしのファンに出会えるなんて、こんな嬉しいことはありませんわ。 「そうですわ。わたくしが青山ブルーマウンテン本人です」とお返事しました。 「キャー、わたくしは先生がデビューしてからの大ファンです。『うさぎになったパリスタ』、原作も映画もどちらもみました。『グルメマウンテン』、いつも拝見していますよ」 と、女の子が喜色満面の笑みでわたくしに言葉をかけます。 『このお店、『グルメマウンテン』

勝手にアニメキャラのセックスを想像してみた−1

第一部 青山ブルーマウンテン その1 「ギギーッ」 「ガランゴラーン」 とある土曜日の15時過ぎ、私が甘味処「甘兎庵」の扉を開けましたら、千夜ちゃんがわたくしに挨拶してくださいました。 「青山さん、いらっしゃい。申し訳ないのですが、いつものお席は只今他のお客様がご利用なさっておりますから、こちらのお席でよろしいでしょうか?」 わたくしはおっとりした口調で 「かまいませんわ」 とお返事をし、千夜ちゃんはお店の奥にあるの4人がけの席に、わたくしを案内してくださいました。 わたく