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地方移住の魅力と現実:北海道での暮らしを通じて考える

今朝こんな記事を見かけた

自分は、出身が関東にも関わらず、好んで北海道に暮らしている。これが実現できるのは、どこでも働ける環境を手にできたから。とは言っても、周りにこのような環境を手にしてる人でも、同じ行動をしている人はごく僅か。そこで、どのようにしたら地方移住する人が増えるのか。自分の経験と重なて3つくらい書いてみる。

1つ目は、地方に対して、東京(都会)に勝るメリットを見つけること。メリットに当てはまるのは、食、景色、人の3つだと思っている。北海道はご飯が美味しくて、景色が綺麗。そして人もめちゃくちゃ優しい。それに対して東京。ご飯は高い。高いビルばかりで空とか山、自然が見にくい。人は優しい人ももちろんいるけど、満員電車だったり、競争社会だったり。窮屈に感じる機会がよくあった。これらを踏まえると北海道に住む方が心が穏やかになれると判断。人はメリットもない場所に移動しようとはしない。それも、衝撃が走る体験をしないと、「旅行で行けばいいや」となる。自分は大学院から北海道にやってきた。理由は研究。北海道に魅力を感じていたのが第一ではないから、たまたま。僕のような「たまたま」やってきた人にどのようなインパクトを与えることができるか。

2つ目は、1つ目に付随するが長期間住むこと。ある程度住んでみないと街のことは分からない。2週間は必要だと思っている。ただ、自費で2週間暮らしてみようなんて人はチャレンジャー。何かしらのメリットがないと移住しようとしない。だからこそ、無料(せめて全額ではなく)体験をしたり、働く機会を作ったり。なんなら会社の中でこういった制度を謳ったり。国が「東京一極集中」を避けたいと言ってるのだから、社会貢献だと思って大企業が動く。まずは体験するところからな気がしている。

3つ目は、環境に慣れること。また、環境に対する知識をつけること。例えば北海道に住む上で気になるのが、動物、雪、交通の便。「クマ、シカが出そうで怖い」「雪かき大変そう」「電車少なそう」こう言った声をよく聞く。ただ、動物に関しては、街の中心地であればあまり気にする必要ないなさそう。雪かきについては、マンション暮らしであれば大家さんがやってくれる。交通の便については、札幌近郊であれば心配無用。そのほかの地域も車があれば十分。その他、高速バス、特急、飛行機を使いこなせば、本数は少ないものの、移動は快適。こういった知識を備えることで、心配事を減らすことができる。

そんなわけで、ニュースに対して書いてみた。もっと地方移住が活性化しても良いと思う。そして、住みたい場所に住める世の中になりますように。

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