2016年4月

[ 第1週 /2日]

骨盤も満開。花とちょっと違うのは、花びらが左右の腸骨(骨盤上部)だとすれば、花の付け根の萼の部にあたる骨盤底も(開くというほどじゃないけど)同時にゆるむということ。

萼が柔らかくなるようなイメージですね。骨盤底は扇の要とも似ていて、緊張しすぎたり興奮しすぎたりして固まってしまうと、腸骨がうまく縮めなくなるばかりでなく、ぎくしゃく動いて身心が不安定になります。

花開く春は、骨盤底に動きの柔らかさをもたらすチャンスになるわけですね。


[ 第2週 /8日]

昨日の夕方から、どんどん生暖かくなりましたね

左側の肩甲骨・骨盤がともに、大きくゆるみやすくなっています。ここで思い切りゆるみたいものですが、ストレスがかかったり、急に寒くなったりすると逆に左だけちぢんでしまいます。

このところ、外関と手三里を近づけるとよく反応して、胸・肩甲骨の内側が温かく、肩の上は涼しくなって、胸全体がゆるみます。

先週の「膝抱え」とあわせて全身がよくゆるみきると、そのあとギュッと引き締まります。


[ 第3週 /15日]

血海ー胸椎11番の反応が早くも活発です。2週間ほど早いです

例年だと今頃が骨盤が最もゆるんでいる時季なのですが、早くもちぢむ人が多くなってきました。足三里もまだ敏感ですが、血海の反応が盛り上がってきています。

膝の上の内側に手を置くと下腹が温かくなって、ぐっと力が集まります。


[ 第4週 /20日]

「熊本地震」ーー 想像がつかないことが進行しています。胸の反応が、この春ずっと大変敏感で過換気(=不安な気分)も起こしやすいです。

祈りの姿勢をとると胸がゆるみ、不安を鎮めます。先ずは自分の気を鎮めることから…。

2月11日のリポートでも触れましたが、1月から2月にかけて腰椎2番が硬くなり、平衡感覚が不安定になりやすく、乗り物酔い的症状や足元のふらつきなど、3.11震災の前の2月とよく似た異例の反応が多く見られました。

この春例年より早くからゆるんでいた骨盤が、4月10日頃から急にちぢむ人が多くなりました。本来最もゆるむべき時季にギュッとちぢむということは、“身構えた”ということなのか? 身体は大地の微妙な動きに感応しているのかもしれません。

[ 第4週 /22日]

曲池の反応が濃くなるころにはアレルギー傾向も鎮まるのですが、60年以上の人生で一番ひどく鼻がグズグズのままです

胸椎11番(+第11肋骨)と、それにつながる肘外側の曲池(きょくち)が敏感になっています。肋骨の真横の1番下(=第11肋骨の先っぽ)に触れると、とくに左の方が硬くなっていて、ピリッとしやすいです。

胸椎11番は内分泌系の調整に関わり、ストレスにも直接に反応してキュッと持ち上がって気合が入ります。この時季に弾力をつけて、身心の安定感をつけておきたいものです。

左肘の曲池と右手首の外関を近づけると共鳴して温かくなります。みぞおちもゆるんで温かくなります。続いて胸もゆるんで肩の上が涼しくなります。11肋骨の先っぽが柔らかくなったらOKです。


[ 第5週 /29日]

熊本地震から1週間過ぎまで、多くの人が身構えていて骨盤がギュッとちぢんでいました。10日ほど過ぎて今週は、骨盤に気を通すと一旦ゆるんで広がり、あらためてギュッとちぢむようになりました。

ちぢみっぱなしよりも、一旦ゆるんでおいてからちぢむと、疲れが取れて骨盤に弾力が出ます。「腰椎4番の疲れとり体操」で骨盤をリセットしておくといいです。


*過去の4月

2015年

2014年

2013年

2012年

2011年

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?