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みるこちゃん
2020年11月19日 21:36
ある気鋭のアーティストのインタビュー記事をネットで読み漁っていたら、見覚えのある名前が飛び込んできた。そのアーティストの対談相手であり、記事の執筆と構成を担当したライターは私の知人だった。向かい合ってフランクに笑い合う2人の写真が掲載されていた。この人のこんな表情はみたことがないと思った。「いまの私でも、あんなひどいことを言えるのかな」思わずそう考えたのは、雑誌の中の彼は、私の知っている
2020年11月24日 00:40
2014年8月の日記「結婚しても保守的にならない、その感覚の原動力は何なの?」 鶯谷の汚い定食屋で、彼がわたしに聞いた。 朝5時半の店内には、酔い果てた客とホームレスしかおらず、ブラウン管のテレビが静かに聾話者向けのニュースを流している。 「保守的になる過程には、自分に対する嘘があるでしょう。それに気付いてしまったら、無視することができない」 すこし考えて、わたしは答えた。 「大