鬱で体調を崩したときの食事のはなし
酷い鬱状態になったとき、ご飯を食べると不安感や動悸、冷や汗、のぼせの症状が出るため、食事の時間が憂鬱でした。
それまでは食べることが大好きだったのに、口の中に食べ物を入れるのが怖くなって、食べるのをやめてみたこともありましたが、余計病状が悪化したため、不定愁訴が出るのは覚悟しながら食べていました。
今回は同じ症状で悩んでいる方の参考になればと思い、備忘録も兼ねて記載してみました。
鬱状態で胃腸症状が特に酷い方向け(自責傾向あり、自信がない方)です。
この時は薬も鍼灸もあまり効果がない時期でした。(薬は漢方薬を服用していました)
比較的食べて大丈夫だったもの
・白米のご飯(お粥NG)
・キャベツ、人参、大根、青梗菜、さつまいも(茹でて柔らかくする)、れんこん(ある程度の小ささに切ってレンジ+炊飯器で柔らかくする)、ワカメ
・豚肉、牛肉は控えめ(茹でてできるだけ動物性脂肪を減らす)
・味噌汁(茹でた野菜をいれる)
・オリーブオイル、カメリナオイル(食用として)(味噌汁に入れる。できれば少し加熱する)
・魚(焼く)
・粗塩(精製されてない塩)
・米油(調理用として)
→基本的に充分に加熱したものがおすすめです。
→お粥がなぜNGかというと水分を多く含むため胃腸に負担がかかるためです
→野菜の中で、ほうれん草やブロッコリー、じゃがいも、とうもろこし、きのこ、豆類(豆腐含む)は胃腸に負担がかかりやすいので避けた方がいいです。山芋も私は少し負担でした。
→海苔はかなり消化に悪いので注意した方がいいです。
→葱、玉ねぎ、にんにくなども刺激があるので避けた方がいいです。
→動物性脂肪は基本的にあまり身体に良くないです。しかし、脂質も体を健康に維持するために必要なので、オリーブオイルオイルなど毎食のお味噌汁に小さじ1ずつ程度入れてください。できれば加熱した方が胃腸への負担は少ないです。(私は耐熱性のあるスープカップにオリーブオイルを少し入れて、冷凍していた茹で野菜をレンジにかけていました)
→魚は鯛や秋刀魚、鰯、鯵、鰹などがおすすめです(鮪はNG)
→植物油も良い油と合わない油があります。個人的にアマニ油は非加熱で摂るのが推奨されているのですが、加熱しないと胃腸への負担が大きかったので、加熱可能な油として二種類あげています。
→胃腸が極端に弱っているときは、極力添加物の入った調味料や味が濃いものは取らない方がいいです。お醤油も味が濃いため、付ける時は水で薄めるのがおすすめです。塩は天然塩がおすすめです。
→加工食品(パン、お菓子、スナック系、ウインナー、ハムは摂らない方がいいです。どうしても食べたいときは一週間に一度など、少量ずつ試すのがおすすめです)
→果物(非加熱のため消化に負担がかかるのでしばらく避けた方がいいです)
→牛乳(基本的に日本人は乳製品を消化できる腸を持つ人は少ないので避けた方がいいのと、動物性脂質が高いため低脂肪の方がおすすめです)
この状態のときは、正直、とてもきついです。
無洗米のお米を炊飯器にセットするだけで力尽きていました。
なので、できるだけ体調の良いタイミングで野菜などは一気に茹でてジップロックで冷凍するのがおすすめです。
こんな状態だと栄養のバランスが難しい時もありますが、病状が落ち着いてきたら必ず食べられるようになります。(同じような胃腸症状に陥った人は他に二人ほどいますが、個人差もあり回復まで二〜五年くらいかかります)
補足として
・油に気をつける(摂らなさすぎても摂りすぎても身体に悪い)
・塩は一日5〜6gは摂るようにする(薄味の方がいいと勝手に解釈し、野菜を多く摂りすぎたため体内のカリウムとナトリウムのバランスがおかしくなったため体調を崩しました)
・納豆、卵、ちりめんじゃこは体調が悪化しました。理由は不明です。(追記2024.03.05納豆は豆類のため消化に負担がかかる可能性があること、卵は脂質が高めなこと、ちりめんじゃこも消化に負担がかかるためかなと考えています)
・間食はせずに(胃腸は弱っている状態なので、必要以上に動かないため)一日三食。朝は野菜多め、夜は野菜少なめ、量も少なめ、塩分多めがおすすめです。
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