羨ましさと比較=人間なんだな

何かモノを買うときには必ず比較する

そう、モノを買う時は

それなのに、人、生活、仕事、役割を比較した途端

急に気分が落ち込む

比較することは辞めた筈なのに

ビジネスパートナーでもある相棒と比較してしまう

頭で理解している筈なのに

相棒は、ほぼ週休三日、勤務時間も朝10時30分出社

退社時間は16時、頭脳労働中心でキレで仕事をする

私は、週休一日、勤務時間は朝8時30分出社

退社時間は20時、外回りとサポート中心

基本的に役割が全く違うのだ

『俺みたくしたければすれば良いじゃん!』と良く相棒は言うが

【できる訳がない】

全ては私に戻ってくるのだ

なので、私は黙々と仕事をする

決してやらされている仕事ではなく、自主的に


私と相棒はビジネスパートナーなので、同一年収

相棒は独身、私は家族有り

相棒の趣味は、スポーツ観戦とスーパーリッチな旅行

自由人だ

平気で5日間位の旅行は年に何回も行く

ある程度の年齢で、独身なので、お金もある

普通では考えられないスーパーリッチな旅行をする

このスーパーリッチな旅行のために

相棒は普段はメチャメチャ質素な生活をしている

私は長期間休めないので、そんな旅行は出来ない

なので、私は、相棒のリッチな旅行を聞きながらお酒を呑む

話を聞きながら、私が出来ない旅行を疑似体験する

旅行に行けないのもあるが、一回の旅行に100万単位のお金は

私は使えない

まさに価値観の違いってやつだ


自分に余裕があって落ち着いている時は、全く平気なのに

余裕がなく、弱っている時は、ダメだ・・・


わかっているのだ

相棒が頭で、私は体

それが、私達の会社

でも、でも、今日は言っちゃいます

『あ〜羨ましい』


『自由すぎるでしょ』


隣の芝生は青いと言うけれど

『今』の心に余裕が私には、相棒の芝生がとても青く見えてしまう

そう思ってしまう、情けない自分に腹がたつ


相棒が体調を壊して、車の運転をやめた時から

私の社外の負担は圧倒的に増えた

増えたことの対応はお互いに協力しているのと思うのだが


相棒には、頭脳労働でも、弁論でも歯が立たない私

相棒は常に一歩、いや、二歩先を行く

役割も分かっているはずなのに・・・イラっとしてまう

とにかく相棒はクレバー自由人なのだ


今の相棒は体の調子も良く、酒も良く呑み

同世代独身とスーパーリッチな旅行をしている


私は、今でも相棒の体が心配ではあるが

元気がある事は良いこと

そんなことをわかっているのに


私は、相棒との仕事、生活、趣味を比較してしまう

弁論が達者でクレバーな相棒には敵わない

馬鹿正直でお人好し VS クレバーな相棒


勝てるわけないのだ・・・


と、あまり言うと自分が嫌になってしまうので

もう、比較はやめだ


結局、私達は二人で一つなのだ


悔しいと感情がいつも、私を襲ってくる

負けたくない気持ち

私は『何』に負けたくないのだろう?

相棒がヘコみ、元気がないのを見たいわけではないのだ

元気であってほしい


では?私は一体『何』に悔しがり

『何』に負けたくないのだ?


その正体こそが比較ではないのだろうか?


比べなければ、勝ちも負けもない

比べなければ、悔しくもない

比べれなければ、羨ましい感情は出てこないはずだ

私は私で、相棒は相棒なのだ


比べるのではなく、共に歩むのだ


ただ、こういうちょっと洒落た事を言うと


ほくそ笑む相棒の顔がチラつく

『ムカっ』としてしまう

でも、それは相棒も同じことだろう


まだまだ、修行が足りないな


修行が完成した頃にはもう、お爺さんになってしまう


ただ、修行終えて、カッコいいお爺さんになるのなら

悪くはないのかも知れない



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