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私が教員を目指した理由

こんにちは。みろろんです。

今回は私の生涯活動にしていきたいと思っている理科教育について、また、教員養成系大学を経ず教員になった理由をお伝えしたいと思います。

まず教師になりたい人って小さいときから、とか中高時代になりたい!と思う人が多いような気がします。教育大学があるということは、高校の時点で教員になりたい、教育に興味のある人がある一定数いるということにもなります。

私は全く教員になりたい、とこれっぽっちも思ったことがなく、大学に入った時も資格として教員免許が取れるなら・・と思って取り始めたくらいでした。しかし1年次から「法学」が必修などがあり結構大変でした。

大学4年生の時に就職か進学か迷った私。理系では教授の推薦された会社に就職することが多く、リクルートスーツを着て(今でもそうなんですかね?)いろいろな会社訪問をする、という感じではありませんでした。

私はとりあえずOB訪問を考えます。教授が教え子の会社だから、と小さな化粧品会社を紹介してくれました。

そこには思ってもいなかった事務所(!)の奥に作られたガラス張りの実験室。(事務員から丸見え)そこに研究の方が何人かいました。

案内されて中に行くと研究員は男性。女性が2人いたのですが、助手的な役割で理系出身ではないらしい。

うーん、この中で私が研究員で働くとしたらどのように・・・。

また、前年に研究室の見学(これは大学内)に行ったときに女性の先輩から聞いたことは、

「説明会は男性のみと言われ、会場にすら入れてもらえない」

と。

それなら教授推薦で・・と思ったのに、ここでもあからさまには言われませんが、女性の研究員はいないです‥と言われていました。

すごく優秀でもない女性が研究者になりたいと言ってはいけない雰囲気が大学内でも、企業でもありました。

そういえば3年生の時にいった学外実習(私の大学は夏に3週間、企業などに派遣され研修する、というのがありました)での公立の研究所でも女性研究者はゼロ。公務員でもいない・・。

そんな中私のやりたいことを考えていると5月に教職課程をとっていれば必ず訪れる教育実習が始まりました。

私は中学時代の恩師(元担任でしかも理科担当。女性)がまだ母校にいらっしゃる、とうわさできき、中学校に実習に行くことにします。

私の学科では教職課程をとっている学生は10人に満たないほど。しかしほとんど土曜日の授業(必修ではないため)に一緒に出ていたからか結束が固く「キョーショクーズ」というグループ名の元で励ましあっていました。中には高校時代野球をやっていて、野球部の顧問になりたいから教員を目指すとかいろいろな人がいて、大半は高校に実習に行きました。

私は本当にその恩師に会いたいというだけで中学へ。(どちらに行っても中高両方取れるので)

実際行くと、担当ではありませんでしたが、私の初授業を見学に来てくださり、

「教師向いてるよ、がんばって」

と励まされました。(初授業でも堂々としていたらしいです)

そして私は気づきます。

理科好きな女子少なくない??


研究者にも、企業説明会にも呼んでもらえないのは、女性が少ないからだ!と思った私は、

「理科好きな女子(同志)を増やす!」

という目標を掲げます。

そうするにはやはり子供たちに夢を!ということになり、教員を本格的に目指すことになります。

しかし中学ではなく、あえて女性率が少ない高校を選びました。そのほうが化学を中心に専門的な知識を使って教えることができるとも思ったからです。(しかもお給料が少しだけ中学よりよい)

この気持ちは、現在理科を教えていない私ですが

「いつか絶対またやりたい!」

と情熱の火は消えることがありません。いっそ消えたほうが楽な人生を送れると思うのですがどうしても無理なのです。

いつだったか現在の職場の同僚に

「そこまで思い続けられる人は滅多にいない。将来何かやってほしい」

と言われました。往生際が悪いともいいますが、ここは素直に受け止めていきたいと思います。

noteを始めたのもこういった理由なのですが、これからは自由に、自分のやりたいことに目を向けていきたいと思います。



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