才能って、守ってくれる人がいる人だけ形になるよねって話

宇多田ヒカルの最新アルバム 初恋がリリースされた。20年前、First Loveをリリースしたひとつ年下のスターは、20年をかけて当時からしたらおばさんがまさかこんな曲を書くなんて想像できなかった曲たちをつくっている。同世代だし同性だし、勝手ながら今の意識とシンクロしたりしすぎながら今いい感じに時を過ごしてるんだろうなよかったなぁなどと遠くから思う。

宇多田ヒカルがCDを出し、街中にそのビジュアルが溢れるといつも思うことがあった。

「才能って、守ってくれる人がいる人だけ形になるよね」

世の中で奇跡的なバランスでその才能を発揮している人を目にすると、感動して一瞬立ち尽くして泣きそうになる。宇多田ヒカルなんてまさにそう。お父さんをはじめ、彼女の才能を守るために色々な大人が彼女を守ってきて今も守り続けているのでしょう。華やかな彼女の才能を守る、常識を持ちギリギリのラインで現状と戦う忍耐力のある大人のことを想ってしまう。

音楽業界で音作りや歌う才能があっても守ってくれる人がいないとなかなかメジャーに受け入れられない、という現象は、クリエイティブ業界でデザインする・つくる才能があっても売れるためにはやらなきゃだけど苦手なことが多すぎて成り立ちづらいと同じなんだと思う。

飛び抜けて鮮やかな才能が花咲いている後ろには、絶対に静かに歯を食いしばって才能を守る大人がいる。一人で勝手に最適な場所で咲くなんてあり得ない。

不安を取り除いたり、苦手な何かから解放されてはじめてリミッターが外れて才能を発揮できるというのは絶対にあるはず。

守り方というのは、様々あると思いますが、とりあえず私は今作った二つのサービス(KATALOKoooDEPAAAT)で、つくる才能が爆発している(また爆発寸前でやきもきしてる)人たちがビジネスとして成り立って行くようにサポートして行きたいと思います。

個人的にこの6月で37歳になったので、40歳まであと3年。中途半端なので早くひと段落大人な40歳になりたいなぁと思っているのですが、どんな大人になりたいって、私は、才能を守れる大人になりたい。なる。

サポートいただけたいた方は仲間と思って日々精進しようと思います。とりあえず、ビールを買って乾杯させていただきます。