2018年1月の記事一覧
これは多分拉致と言ってもいいはずだ
真夜中。コンコンと部屋の窓を叩く音がした。
何?と声を出した瞬間、わたしはしまった!と寝ぼけた頭でもそう思ったことを覚えている。
この当時、わたしの部屋は一階にあった。窓の外に小さな木があり、丈夫な枝葉のお陰で外から部屋の中が見えることはなかった。
それが幸いして、いやむしろそのせいで、わたしの友達は玄関に回らず直接窓をよじ登って来る。
「あけて」
ほらきた。今更ばっくれることもできずに窓を開けた
消息の気になる人がいます
達者でいるならば、もう90に手が届くと言ってもいい。
仮に彼女のことをYoko Haginoと記載しよう。
洋子は愛したイギリス人の夫と死別した後も、自由闊達にロンドンで暮らしていた。確かに夫は充分な遺産を残した。けれど彼女自身も日本人旅行客のガイドとして、生活に潤いを与えるための金を稼いでいた。
洋子の故郷は関西で、その日本語は生粋の関西弁だった。気取らない性格の彼女は、若者を引き連れ
故郷に実家があるということ
昨日実家へ行ってきた。
毎年恒例、母を囲んでの身内の新年会だ。
『囲んで』と書いたが、母は囲まれてはいない。趣味の料理はオリジナルレシピがまだまだ増え続け、それを振舞うのが母の喜びだ。
どうしてあんなに元気なんだろう。85歳になっても、これまたライフワークと位置付けたボランティアのために、全国を飛び回る。
妹にどこか悪いところはないのか?と聞いてみた。
「入れ歯の調子が少し… 」と笑うばか