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群馬県上野村☆若葉のふるさと協力隊☆2022

4泊5日の農山村ボランティア「若葉のふるさと協力隊
今年は8月から11月にかけて各地で開催!

今回のレポートは10月に行われた群馬県上野村!

5日間の様子をコーディネート役を務めた緑のふるさと協力隊・小山田さんにレポートしてもらいます。

●日 程:2022年10月28日(金)~11月1日(火) 4泊5日
●参加人数:3名

1日目 10/28(金)

下仁田駅に参加者を迎えに行き上野村役場へ。村長や振興課課長に挨拶をしてから上野村森林組合へ向かいました。

ここでは、事前にレーザーで名前を掘ってもらっていた木の名札をプレゼント。木の名札は結構気に入ってもらえてお願いしてよかったなと感じました。
また、紙やすりなどの道具を使ってヒノキで作られた箸をそれぞれ磨きあげる作業をしました。

夜には、レストランヒロで緑のふるさと協力隊のOGの方や地域おこし協力隊として移住してきた人たちとの交流会を行いました。

初日で知らない人ばかりの中、参加者は緊張もあったと思いますが、たくさん会話している様子が見られ安心しました。

2日目 10/29(土)

午前中は村の歴史に詳しい地域の方に案内をお願いし、白井地区の隠れキリシタンなどの説明をしていただきました。

お昼は白井地区の方と一緒に、郷土料理である「おっ切り込みうどん」を作りました。昔の食生活に興味を持っている参加者もいて、郷土料理を作りながら積極的に質問をしていました。

午後は猪豚センターに行き、事務所内で子豚を見せていただきながら猪豚の説明を受けました。現場の方のお話を聞く機会は貴重だったこともあり予定より時間が延長する程話が盛り上がっていました。

夜ご飯には猪豚の生姜焼きを一緒に作って食べました。

参加者の方が積極的に話している姿を見ることができて嬉しかったです。 

3日目 10/30(日)

午前中は、黒澤恒明さんのところでサツマイモ収穫のお手伝い。
恒明さんは、無農薬無肥料で野菜を作り、その商品を週末にキッチンカーで販売するという上野村で唯一無二のスタイルで農業を行っている方です。

お昼ご飯も恒明さんのお家で手作りのスープやサラダなどを頂きました。

午後は、上野村イチの規模で農業を行っている黒澤一歩さんのところで大豆収穫のお手伝い。

夜ごはんは恒明さん家と一歩さん家合同で猪肉の鍋を始め様々な料理をご用意いただき、交流会を行いました。

丸一日外での活動だったので夕方ごろは参加者も疲れた様子でしたが、その後のご飯はいろいろと面白い話も聞けて、農家の方と仲良くなっていました。参加者からは「また来たいです!」という言葉も聞かれました。

この日の活動は、自分が上野村に来てから休日も積極的に動いて関係を築けた農家さんでの活動だったので、とても楽しみにしていました。若葉の参加者にも、その関係をつなげられてよかったです。

4日目 10/31(月)

午前中はゆーぱる上野という役場関連の農業を行っている施設にて下仁田ネギの収穫と、じゃがいもの芽をとる作業をしました。

午後は地元企業の「楢原愛林」という会社の現場に行き、伐木や造材の作業を見学しました。お昼ご飯は現場の近くで一緒に話をしながらお弁当を食べました。

この日の夜は、活動でお世話になった方などを呼び活動報告会を行いました。

今回は模造紙を使わず、写真や動画をスライドショーにしてそれぞれ印象に残っている内容を分担して話すという方式で行いました。
自分が思っている以上に参加者はたくさんの内容を報告してくれたので内容の濃いプログラムを組めたかなという満足感でいっぱいの気持ちになりました。

報告会後には用意したお弁当で交流会という形でたくさんの人と話す時間を設けました。

解散時に参加者が地元の方と連絡先を交換している姿を見ていつかまた戻って来ることがあればいいなと感じました。

5日目 11/1(火)

朝は白井地区の方に最後の挨拶に行き、お茶を飲みながら少しお話をしました。白井地区の方がまた会いたいと連絡してくれてできた当初の予定にはないスケジュールでしたが、参加者も楽しく話をしていました。

その後は恒明さんのガイドのもと森林セラピーをしていただきました。
森の中でゆっくり深呼吸をしたり、ハンモックを用意して1人だけの時間を作ったりと五感で上野村の自然を体験しました。

お昼を道の駅近くの蕎麦屋さんで食べて役場挨拶を行い、高崎駅に参加者を送り届けて「若葉のふるさと協力隊」のプログラムが終了しました。

5日間で参加者ととても仲良くなることができたのでお別れするのが寂しい気持ちにもなりました。
参加者もいろいろ感想を直接伝えてくれて改めてやってよかったと感じました。

【地域の方の感想】

ここ数年は、個人の農家さんでの活動がなかったみたいなので「若葉の協力隊に関わることができてよかった」と言ってくれる人もいました。
また協力隊OGの方が「役場関連の施設も行きながら、個人農家も行って、上野村の自然にも触れて、バランスの良いプログラムになったね」と言ってくれたのが嬉しかったです。

白井地区の方も高齢の方が多いのですが「若い人たちが来て昔の料理などを楽しんでくれてよかった」という感想もいただけました。

【参加者の感想より】

◎白井で昔の生活の話を聞いたことが印象に残っています。地元の方とたくさん話ができて楽しかったです。ありがとうございました。

◎農作業をするだけでなく、様々なキャリアをつまれた農家の方と話せる貴重な機会をありがとうございました。

◎林業や農業、畜産の見学などが印象的でした。貴重な体験ができました。

【緑のふるさと協力隊・小山田さんの感想】

基本的なことかもしれないが、プログラムを組んだりする時に自分1人で考えるのではなく色々な方に相談して頼っても良いということを学びました。自分が主体で行っていると1人で抱え込みすぎてしまうことが多かったのですが、多くの方の協力の上で成り立っているので一緒に作り上げる考えを大切にすることを今回の若葉のふるさと協力隊の期間中意識して取り組んだ結果、最高の時間を過ごすことができたと思います。

自分が上野村に来て出会った方は素敵な方ばかりで、その温かく優しいところを若葉のふるさと協力隊で来た人に知ってもらうことができたのはよかったです。上野村の良いところを探そうというのが全体の活動を通しての目標として持っていて、もちろん自然や素敵な場所もいくつかあるのですが、何よりも上野村に住む温かい人たちが1番大切なのではないかということを強く感じました。改めて村の人のことが大好きになったし、感謝でいっぱいです!
 たくさんの協力を得てできたプログラムだったので、今後どのようにして村の方にお返ししていけるか考えて行動していきます!
 

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