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往診医によるワクチン接種のメリットとデメリット

おはようございます!


新型コロナウイルスのワクチン接種が進んでいます。


ワクチンによる新型コロナウイルスの抗体獲得は一定の成績があり、長期間の抗体の保有や副反応が未知数だとは言え、高齢者や基礎疾患がある人の重症化を抑えたり、入出国の許可などに使えることには間違いないでしょう。


助かっている人は少なくありません。


世界では、『感染者数』ではなく、ワクチンの接種率、つまり抗体保有の程度を国の安全性の判断にするなど、『広がらなさ』が今は注目されています。


そんなワクチンですが、往診医によるワクチンのメリットとデメリットが見えてきました。


メリットはもちろん自宅でできること。


移動や予約の必要がなく、担当する利用者さんの中で優先順位を決めて接種するため、順番を待てば必ず打つことができます。


僕の担当の利用者さんで一番早くワクチンを接種できたのは主治医が往診医の利用者さんでした。


先生だって色んなリスクを背負いながらワクチン接種を進めています。


ワクチンを取り扱わないクリニックがあったとしてもワクチンを取り扱わない往診医って少ないですよね。


往診医の先生たちの使命感は計り知れず、有り難さを改めて感じています。


医師の中でも往診する先生ってやっぱりすごい。



でもデメリットもあります。



ワクチン接種後の副反応の確認を先生は15分で取り急ぎ問題ないと判断して退室されたとします。


先生の判断なので、それで十分だと思いますが、『30分は先生に観ておいて欲しい』という方も中にはいるでしょう。


そういう利用者さんは、往診医よりも集団接種やクリニックなどの個別接種の方がいいのかも知れません。


接種後、会場の近くで1時間や2時間過ごして副反応の有無を自主的に確認できたりします。


ある施設の世話人さんから、『先生はすぐ帰ってしまうので往診医ではなく集団接種の方が安心できます。』と言われたことがありました。


なるほど、デメリットもあるんです。


メリット、デメリットでまとめましたが、リスクはどこで打ってもあり、万が一の話をしたらキリがないので、メリットの大きさで判断するのがいいんじゃないかなと思います。


先生もリスクなんて百も承知でしょう。


ケアマネや世話人さんなどの支援者は、副反応をきちんと理解した上で往診のサポートをすることをまずは考えるべきだと思います。


では、いってらっしゃい!


#介護  #ケアマネ #在宅 #コラム #ワクチン #往診

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