新型コロナ感染拡大期におけるケアマネの心構え
おはようございます!
〜新型コロナ感染拡大期におけるケアマネの心構え〜
新型コロナウイルスの第4波が来ています。
大阪では1000人越えが2日連続で続き、担当する利用者さんの周りで“陽性者”がでるようになってきました。
いつ、誰が陽性となり、サービスの調整が必要になるかわからない状態で、緊張が高まっています。
この緊張感のまま、いまの自分がやるべきこと、今後の感染対策の糧として、『感染拡大期におけるケアマネの心構え』をまとめてみたいと思います。
これから感染が増えるかも知れない地域の方にも参考にしてもらえれば幸いです。
感染拡大期にケアマネができることは基本的に電話やメールなどの連絡しかできません。
検査の結果、陽性であれば即入院です。
陽性の方がむしろ考えることは少ないでしょう。
調整が必要なのは“濃厚接触者”であるという情報です。
利用者さんの周りに陽性者が出たとすれば、保健所が“濃厚接触者”とみなしているかを確認し、濃厚接触者であれば、『ケアプランの最小化』をします。
この最小化のルールもある程度決まっていて、利用者さんの生命を維持するために必要なサービスは継続しますが、それ以外は中断します。(保健所はサービスの調整をするほど余裕はないのでケアマネがします)
介護職員、看護師も感染から身を守ることもケアマネは調整しなければいけません。
具体的には掃除、洗濯、入浴、清拭に関しては、サービスを中断を検討します。
仮に洗濯をしたとしても短時間で回し、短時間で干す、ということになりますが、感染の疑いのある人の洗濯をするというリスク、ヘルパーさんの心境も考え、必要であれば洗濯せずに、新しい服を買って過ごしてもらうことも提案すべきでしょう。(市町村で服を補助するとか無理なんかな?というか洗濯してとか言わずに買う方を選択してくれよ)
買い物は最小限で、食べ物、飲み物などに限定し、玄関で受け渡し、支払いは立て替えて後日精算するようにケアマネからも提案するといいと思います。
自宅での調理は中断し、配食サービスを利用しますが、ウーバーイーツだってAmazonだってある時代ですから、介護保険以外のあらゆる社会資源を使うべきだと思います。
『リスクはすべて介護関係の事業所』にならないように調整すべきだと思います。(ケアマネはやってしまいがち)
以上のことは、事前にイメージすることができます。
“心構え“として、自分が担当する利用者さんのケアプランや週間スケジュールに、濃厚接触者になった場合に“中断するサービス“、“代替するサービス”を鉛筆などで書き込んでおくことをオススメします。
もし、不安を煽らない関係性であれば、利用者さんやご家族とケアプランを見ながら事前に協議しておいてもいいかも知れません。
ヘルパーステーションや訪問看護ステーションとも事前に話し合っててもいいですね。
調整の仕方、必要性は利用者さんによってそれぞれです。
慌てて考えるよりも、冷静に考えられるうちにイメージを具体的に書き出しておくのが“心構え“だと思います。
まだまだコロナとの闘いは続きます。
パンクしないように、負担がかからないように、安全な支援が継続できるように“心構え”をしておきましょう!
では、いってらっしゃい!
#介護 #ケアマネ #在宅 #コラム #新型コロナウイルス #心構え
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