目の前にある課題は利用者さんの課題というより地域の課題でもある
おはようございます!
〜目の前にある課題は利用者さんの課題というより地域の課題でもある〜
介護はその地域の社会資源の集合体です。
利用者さんの生活環境を“支援の土台”とするなら、その土台にどんな城を建てることができるかは社会資源によります。
僕が理想としてる”夕食デイ”や“朝の配食サービス”はその地域の社会資源として無ければ実現しません。
社会資源とは、
その地域に住む人たちで回している有限的なものなんです。
役所が行うゴミ収集サービスや病院のレスパイト、働く人を助ける保育所なども立派な社会資源です。
利用者さんやそのご家族のニーズに応えられない場合、それは事業所、病院の課題ではなく、地域の課題です。
ちなみに主任ケアマネジャーの役割は、このような地域課題に対する政策提言が求められます。
なので、この課題の解決は、本来、地域包括支援センターや主任ケアマネの業務ですが、利用者さんのニーズに十分応えることができない場合、誰かを責めるのではなく、地域に求めるべきなんです。
土日のヘルパーさんの手配が難しいのも、認知症高齢者の方を自宅で支えられなかったり、入所できないのも地域の課題です。
地域に願ってばっかりではダメではありますが、土日のサービスの利用に対して、報酬の上乗せや手当てなどを市町村がすることだってやればできるはずです。
いまは総合事業として市町村独自のサービスを設定できるようになっていますが、地域特有の課題をもっと総合事業で補う政策があればなと思います。
目の前にある課題は地域の課題としてみていきましょう!
では、いってらっしゃい!
#介護 #ケアマネ #在宅 #コラム #地域課題 #総合事業
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