見出し画像

企業の「価値創造アプローチ」とは: SDGs×DXのシナジー効果で企業を変革

以前の投稿↓で、SDGsとDXを同時に推進する方法について、お話しましたが、今回は、その具体的な手法である「価値創造アプローチ」について紹介します。

1.企業の「サステナビリティ」が問われるVUCAの時代

私たちは、今、変化のスピードが加速し社会が大きく変わろうとしている、先が見えない「VUCAの時代」の真っただ中にいます。

「VUCAの時代」については、以前の投稿↓を参照下さい。

この時代では、企業が生き残っていくためには、「サステナビリティ」を武器に変化し続けなければなりません。


2.企業の「サステナビリティ」を武器にするアプローチ

そのために企業は、「経済的価値」と「社会的価値」の「共通価値」を創造することにフォーカスして行くことが必要です(下図↓参照)。

「経済的価値」とは、企業の「売上や利益」を指します。

ここでいう「社会的価値」とは、例えば「環境問題」「防災対策」「食の安全・安心」等の「社会課題の解決」を指します。

そして、その活動を社内外に発信することにより、企業価値を大きく引き上げることができるのです。

スライド1

当社(㈱ラフ・ダイアモンド)では、この企業価値を高めるアプローチを「価値創造アプローチ」と呼んでいます。

このアプローチは、SDGsとDXを発想の前提に据えることで、企業の無限の未来を切り開くことが可能となります。


3.「共通価値」をSDGsと読み替える思考

「共有価値」という言葉は、あまり聴き慣れないと思いますが、「CSV」という言葉は、耳にされたことがあるのではないでしょうか。

「CSV」とは、Creating Shared Value(共通価値の創造)の略で、2011年、ハーバード大学の経営学者であるマイケル・ポーター教授が提唱した考え方です。

それ以前は、企業の「経済的価値」と「社会的価値」は、決して、両立できないものと考えられてきました。

しかしながら、このCSVの提唱により、「社会課題を解決することが企業の経済的な利益につながる」ということを示したのです。

以前の投稿↓でCSVについて説明しています。

実はこれまで、この「共有価値」を説明し理解して頂くのは非常に難しいことでした。

しかし、近年「SDGs」が日本でも浸透して来たため、「共有価値の創造」≒「SDGsの推進」と読み替えることで、理解してもらい易くなっています。


4.SDGsと社会課題(ESG)


下図↓は、SDGsの17の目標と、ESG(環境・社会・統治)、ISO26000(企業の社会的責任の7つの中核課題)との関係を示したものです。

ESGは「企業を評価する側の視点」、CSRは「評価される側の企業の視点」から見た企業の活動を示しています。

この企業の活動は、社会課題のテーマとも連動しており、SDGsがどの社会課題と関係するか(必ずしも1:1の関係ではありません)が、この図から見てとれます。

スライド2

以前の投稿↓で、SDGsとESG、CSRについて説明しています。

日本でもこれだけSDGsが浸透して来ているので、社会課題の解決をSDGsのカテゴリーで推進することで、社内外、そして国際的にも共通言語として伝えることが可能となります。

但し、ここで念頭にいれておかなければならないのは、SDGs推進はそれ自体が企業の経済的価値にもならなければ、企業のサステナビリティの武器にはならないということです。


5.SDGsとDXのシナジー効果がとてつもない変革を生み出す

5-1)SDGコンパスとは

SDGsの推進は、国連のグローバルコンパス等が作成した企業のSDGs導入に便利な指針「SDGコンパス」があります。

この指針を使えば、SDGsを経営へ統合し、全社の取組みとして「組織の変革」や「サステナビリティ」を追求することができます(下図参照)。

スライド4

経営トップがSDGsの重要性を理解し、このSDGコンパスを活用することで企業を大きく変革させることが可能となります。

以前の投稿↓で「SDGコンパス」について説明しています。

5-2)DXとの融合が企業変革の起爆剤に

SDGsを推進する際に、DXを融合させれば、更にとてつもない企業変革になる可能性があります。

実は、SDGsと同様、DXも「組織の変革」や「サステナビリティ」を追求するという共通点があります。

DXは、単なる省力化ではなく、社会を変えるような大きな目的を持って推進しなければ、企業は何も変わりません。

即ち、DXは、SDGs達成のための強力な手段の一つとなり得ます。

スライド3

それを繋ぐのが「Society 5.0」です。

「Society 5.0」とは、「サイバー空間(仮想空間)とフィジカル空間(現実空間)を高度に融合させたシステムにより、経済発展と社会的課題の解決を両立する、人間中心の社会」のことをいいます。

この「Society5.0」は、
❶IoT(Internet of Thing:モノをインターネットで繋ぐ)で全ての人とモノがつながり、新たな価値が生まれる社会

❷イノベーションにより、様々なニーズに対応できる社会

❸AIにより、必要な情報が必要な時に提供される社会

❹ロボットや自動走行車などの技術で可能性がひろがる社会

のことを指しています。

これはDXが目指している姿であり、このような社会になれば、SDGsの17の目標を容易く達成できることは容易に想像できます。

そのため、SDGsの推進は、経営トップが本気になり全社を巻き込むとともに、如何にそこにDXを絡めませて、「組織の変革」「サステナビリティ」へ誘導していく必要があります。

その結果、これまで創造もしていなかった斬新な企業価値が創出されて行きます。


当社(㈱ラフ・ダイアモンド)のこの「価値創造アプローチ」は、SDGsとDXで企業の変革をサポートし、企業の無限の未来を切り開くための手法です。


👇株式会社ラフ・ダイアモンド ホームページ

        SDGsとDXで企業の『価値創造』をサポート

画像5





この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?