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フリーランスになろうと思ったワーママが、本当にフリーランスになるまでの話②

地方でフリーランスワーママをしている、みちこです。
今回はこちらの記事の続きです。

前回は、どんな経緯で私がフリーランスになろうと決めたのかまでをお話しました。
この記事では、フリーランスになると決めてから実際になるまでにやったステップについてお話しようと思います。

ただ、かっこよく「ステップ」なんて言っていますが、これって「今思い返してみると、確かにこんなことしたな~」「そういえばこれが転機だったな~」っていうだけの話で、やっている当時はそこまで意識して進んでいたわけではありません。笑

なので全然体系立った話でなくて恐縮ですが、ゆるっとお付き合いいただければ嬉しいです。

フリーランスになるためにやった7つのステップ

まずは、フリーランスになるためにやった7つのステップについて。
あとからご紹介する番外編も含めると細々した動きをたくさんしているのですが、メインの動きはこの7つかなと思っています。

目標の時期を決めた

フリーランスになるぞと決心をした、2021年の春ごろ。
まず最初に「2021年の12月退職。2022年の1月からフリーランスになる」という目標を決めました。

約1年かけてキャリアチェンジをすることにしたんですね。

というのも、私はこれまでも何回か会社を辞めようと思って転職活動をしたことがありました。そのたびに、上手くいかない状況に心が折れて途中で諦めてしまっていたんです。

普通にしていたら今回も同じようなことになりかねないと思った私は、「今回は違うんだ!絶対にやり遂げるんだ!」という思いから、どうすれば途中で挫折しないのか?と考えました。

そこで出てきた答えが、少し長めのスケジュールでキャリアチェンジをする、ということでした。
これまでは特に時期を決めずに転職活動を行い、短期で結果を出そうと焦った結果挫折する、というパターンだったからです。

その教訓を生かし、上手くいかなくても途中で挫折しないように、いつもより長めのスケジュールで気持ちに余裕をもって取り組んでいくことに決めました。

職務経歴書・サイトのプロフィールを整えた

フリーランスというと、自分で営業をかけて仕事を受注するイメージを持つ方も多いかもしれません。
ただ私は特に手に職があるわけでもなかったので、いきなりそういったやり方は難しいだろうなと思い、まずは求人サイトを通して業務委託のお仕事をみつけようと考えていました。

そうすると、やはり大事になるのは職務経歴書だなと思い、それまで適当に作っていた職務経歴書づくりに本腰を入れて取り組むことにしました。

自分で作ったものを複数のプロに見てもらって少しずつブラッシュアップ。
プロに見てもらうとはいえ、ベースになる部分は当然自分で考えねばならないので、最初のうちは本当に苦労しました。

何度も何度も書き直して、ようやく完成した職務経歴書。

職務経歴書が完成したら、次はその内容をもとに各種媒体のプロフィールを整えることにしました。

私がメインで使っていたのはこの2つ。
・YOUTRUST
・Wantedly

結果的にこの2つを経由していくつかお仕事をいただいているので、これから業務委託でお仕事を考えている方は登録をおすすめします。

この2つは転職サイトではなくてあくまで「SNS」なので、自分らしいプロフィールを書くことが本当に大事なんですよ。

私自身が試行錯誤して感じたプロフィールの書き方のポイントなどいろいろあるので、このあたりはそのうち別記事でまとめられたらなーと思っています。

もしご興味ある方はプロフィールへのフィードバックもしますので、お気軽にDMいただければと思います。(人のプロフィール見るの好きなので、喜んで拝見させていただきます。笑)

会社でやり残したことをやった

退職を考えるようになってから、会社のほうではより一層仕事に力を入れるようになっていました。

「会社で経験できることは片っ端からやっとけ!」精神です。

少しせこい考え方かもしれませんが、会社でちょっとでもやったことがあれば「経験したことがあります」って面接で言えるんですよね。

それに、未経験の人に躊躇なく仕事を任せてくれるのって、会社に属しているからこその特権で。

何か気になる仕事をみつけては「私にやらせてください!」と言って手を挙げてやらせてもらっていました。

結果的にここでやった仕事を後々評価してもらうこともあるので、会社でやれることはとりあえずやっておく、というのはおすすめです。

最低限の収入を確保できる仕事を1つ作った

2021年の夏~秋頃。

そろそろ年末の退職に向けて本格的に動き出す時期になってきたなと思った私は、まず1つ副業として仕事を始めることにしました。

退職後フリーランスになってから新しい仕事を探すのはリスクがあるなと思いましたし、仕事が決まらなければ自分自身が焦ってしまうだろうなと思ったからです。

それと、夫も心配するだろうなと。

実は、会社を辞めてフリーランスになろうと思っていることはまだ夫には言っていませんでした。(会社辞めようかな~くらいの軽いジャブは打っていましたが、いつものことなので特に気にしてなかったと思います。)

私のやることは基本的に応援してくれる夫でしたが、やっぱりフリーランスになるというのは色々心配も大きいはず。
なので、会社を辞めても一応の稼ぎ口はあるという状態のほうが安心してくれるだろうなと思ったんです。

前回の記事で書いた初めての副業は一旦辞めていたので、改めて新しい副業先を探しまして。
無事に採用していただくことができたので、新しい副業先が決まった報告とあわせて夫に「フリーランスになろうと思う。この先はこんなイメージで動いていく予定。」ということも伝えました。

夫はちょっと驚いていたような気もしますが、私がなぜフリーランスになりたいと思っているのか、どんな計画でやろうと思っているのか、収入はどうなる見込みなのか…などを説明したら快く受け入れてくれました。

これは私の想像なのですが、たぶんいきなりフリーランスになると言ったらさすがの夫も反対したんじゃないかなと思います。

受け入れてくれたのは、これまでにキャリコンの資格をとっていたり1つ副業を始めてみたりと、フリーランスのベースになることを小さく小さくやっていたことも大きいのではないかなと。
夫のなかでもフリーランスというものが得体のしれない未知のものではなくなっていたのかもしれないな~と想像しています。

あとは、なぜフリーランスになりたいのかや、夫が一番心配しそうな収入面の見通しなどもきちんと伝えたことで納得してもらえたのかなと思っています。

相手がどうすれば受け入れやすいのか、というのを考えて伝えることって大事だなと改めて感じました。

あと余談ですが「働きながらいつ副業してたの?」という質問をいただくことがあるのでそのお話を。

当時の私はフルタイム・週5日出社・残業もあり(遅いときは22時とか)という、普通に忙しく働く会社員でした。

平日日中は仕事があるので、平日の5~6時/22時以降か土日で副業をしていました。

今考えるとよくやったなーと思うのですが、単純に副業が楽しかったのと、明確に終わりが決まっていた(年末で退職予定だったので、日中の時間が使えるようになる)ので頑張れた部分は大きいかなと思います。

退職を申し出た

フリーランスになることを夫に理解してもらえたので、次はいよいよ退職の申し出をすることにしました。

2021年9月末のことです。

前職では一応退職の3ヶ月前に申し出が必要という規則になっていたことと、それなりに仕事を抱えていたこともあり、できることなら引継ぎ期間は十分にとってから退職したいという思いからこの時期に申し出をしました。

12月末最終出勤、2月末退職(1~2月は有休消化)というかたちです。

ありがたいことに上司には引き留めてもらいましたが、どうしても自分のやりたいことがあるとお伝えをして、最終的には受け入れてもらうことができました。

最終出勤までにほかの仕事を決めた

無事に退職が決まったので、ここからいよいよラストスパート。

副業先が1つあるだけの状態だったので、フリーランスになってからの仕事をもう少し確保したいなと思った私は、改めて仕事探しを始めました。

11~12月は面接を受けまくった甲斐あって、無事に1月からのお仕事をいくつかゲット。

これで安心してフリーランス生活が開始できるぞ~とホッとしたのを覚えています。

有休消化中からフリー開始で心の支えを残した

先ほどの話ともつながるのですが、私がフリーランスとして活動し始めたのは2022年1月。

ただ、この期間はまだ前職の有休消化中だったんですよね。これはあえてこうなるように計画をしていました。

タイトルのとおりなのですが、フリーで活動するのが初めてだったので、いきなりフリーの収入オンリーに頼るのは不安がありました。

なので、2ヶ月の有休消化中(=給与がまだ入ってくる状態)に仕事を始めてみて、フリーとしての生活を軌道にのせようという考えでした。

もちろんせっかくの有休消化なので、ゆっくりするという選択肢もありました。
この間に新しい仕事を探すことも十分できます。

ただ私は性格上、先のことが決まっていないとゆっくりできないタイプだとわかっていたので(笑)、こういうスケジュールで動くことにしました。

結果的にはこうしたことで本当に気持ちに余裕ができ、よかったなと思っています。

フリーランスになるためにやった7つのステップ-番外編-

ここまでフリーランスになるためにやった主なステップをご紹介してきました。
ただ本当に1年の間に細々したことをたくさんしたので、ここでは番外編としていくつかご紹介したいと思います。

ローン組んだ、引っ越した

前に住んでいた持ち家を売って、新しい家に引っ越しました。
2021年12月のことです。

実はこれもあって、年末までは退職せずに会社に残っていたということもあります。

フリーランスに限らずキャリアチェンジをするとローンを組むのも大変になってしまうことが多いので、もし大きい買い物をする予定がある方はご注意ください…!

キャリアサポーター・アカデミーに通った

私のnoteで何回も登場している、ミートキャリアさんが主宰する「キャリアサポーター・アカデミー(旧キャリアカウンセラー養成講座)」に通いました。

キャリアコンサルタントの資格は持っていたものの、上手く活かすことができずに悶々としていたこと、フリーランスになったらキャリアコンサルタントとしても活動できたらいいなと思っていたことなどが重なり、思い切って申し込みをしたんです。

申し込んで本当によかったし、こちらで身につけたスキルのおかげで今もキャリコンとしてのお仕事を受けることができています。

転職活動もした

フリーランスになると言っていたものの、秋~冬にかけては転職活動も行っていました。

私がフリーランスになりたいと思った理由の1つが「時間や場所にとらわれずに働きたい」ということだったので、それってフルリモート・フレックスの企業だったら叶えられるんじゃない?と思い。

正社員という選択肢もちゃんと考えて比較検討してみようと転職活動をすることにしました。

ただ、いくつか面接は受けたものの、途中で「いや待てよ。私がフリーランスになりたいのは時間や場所だけの話ではなく、自分が好きなことをいくつも組み合わせて仕事をしたいからだった!」と気づきまして。

それを実現するにはやはり正社員として本業があるとなかなか難しいなと思い、最初の思いどおりにフリーランスになることで決心がつきました。

キャリアカウンセリングをいっぱい受けた

これはキャリアチェンジに関わらずいつもやっていることなのですが、定期的にキャリアカウンセリングを受けて自分の気持ちを整理したり、面接前には面接対策をしてもらったりと本当にお世話になりました。

何かあればすぐにキャリアカウンセリング。もちろん大好きミートキャリアさんです。ここまでくると回し者感がすごいですね。すみません。

でも本当に、困ったときはプロに話を聴いてもらうとすっきりしますし、自分が次に進むべきステップも明確になるんですよね。
一人で抱え込まず何かあれば人に話すというのは、これからも大事にしていきたいなと思っています。

話を聞きたい人に聞いた

フリーランスになりたいと思ったものの、不安はもちろんありました。
どうやってなればいいのかとか、なってみて実際どうなのかとか。

その不安は自分一人では解決できないなと悟った私は、実際にフリーランスとして活動されている人に話を聴いてみよう!と何人かの方にお時間をいただいてお話を聴かせてもらいました。

やはり実際に経験されている方のリアルな情報に勝るものはありません。

今度は私の話が誰かのお役に立てればこんなに嬉しいことはないので、気になるかたはお気軽にお声がけくださいね。

FPさんに相談した

フリーランスになるにあたり、最後の最後まで不安だったのが収入面でした。

会社員の時より減ってしまうのは致し方ないにしても、生活していけるのだろうかとか。
自分なりに計算はしてみたものの、本当にこれでいいの?とか。

これも一人で考えていても正確な答えは出ないので、思い切ってFPさんに相談してみることにしました。

実際にFPさんに相談した結果、フリーランスになってもやっていけるということがわかり、「フリーランスでやっていくぞ!」と腹を括ることができたんです。

理想の生活を叶えたいと思っても、やっぱり生活はありますからね。
現実問題やっていけるのかということをプロの目から見て判断してもらうというのはとても大事だし、それがあったからこそ案心して一歩を踏み出せたなと思っています。

なってみて実際どう?

こんな感じで細々うろうろしながらやっとフリーランスになったわけですが。

実際になってみた感想としては、「キャリアチェンジをしてよかったな~」というのが一番大きいかなと思います。

もちろん想像していたとおりにはいかないことも多いのですが、それも含めて後悔はありません。
そのあたりのことはこちらの記事にも書いていますので、よろしければぜひ。

(今はこのときより色々と落ち着いておりますのでご心配なく!)

さいごに

最後に、フリーランスになりたいけれどどうしようかと悩んでいた当時の私へ向けて言葉をかけるなら何て言うだろう、と考えてみました。

フリーランスって、なろうと思えばすぐなれると思うんですよ。
だって、会社員を辞めて開業届を出せばいいだけだから。

でもなんでそれができないかというと、いろんな不安があるからだと思うんです。
収入面だったり、自分のこれから先のキャリアがどうなるのかとか、周りからはなんて言われるだろうか…とか。

いろんなものが複雑に絡み合って動けなくなるんだと思うんです。

ただ、本当にフリーランスになりたいという思いがあるのであれば、そうした不安を1つずつ分解して、それぞれに対しての自分なりの解決方法をみつけていくのがいいんじゃないかなと思ったりしてます。

「一歩踏み出す」ってよく言うじゃないですか。

でも自分に合った一歩って、それぞれみんな違うと思っていて。
先に成功したあの人のやり方が必ずしも自分に合うとは限らない。

だから、自分なりの一歩をみつけていくしかなくって、そのためにはたまには立ち止まってもいいし、少し戻ってみてもいい。

しんどくなったら最初の思いに立ち返って考えてみて、それでも変わらない思いがあるのであれば、それは本当に自分がやりたいことだと思うんですよ。

前でも横でも後ろでも、その場で足踏みでも、一歩を動かすことで変わることって絶対にあると思うので、焦らず自分のペースで進んでいってみてほしいなと思っています。

ということで、前後編にわけて長々と書いてしましましたが、お付き合いいただいてありがとうございました!


キャリア相談もやってます。



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