大事なライブがある人のための読んで実践メンタルトレーニング①準備編

はじめに

アーティストメンタルサポーター、山口美智代です♪

あなたはライブ本番、練習通り、もしくは練習以上のパフォーマンスをすることができますか？

・緊張しすぎてうまくいかない
・集中力が切れやすく小さなミスが多い
・昔大きなミスをしてしまいトラウマになっている
・自分の曲や演奏に自信が持てない
・演奏中、周りの人の目が気になってしまう
・ライブのたびに反省して落ち込んでしまう

こんなことありませんか？

今回から9回に分けて、わたしがアーティストメンタルサポートの一環として行っている、大事なライブがある人のための演奏メンタルトレーニングをご自身で読みながら実践していただくスタイルでお届けします。

本題に入る前に、メンタルトレーニングとは何か、なぜメンタルトレーニングが必要なのかについてお話しします。

動画でのご視聴はこちら(無料エリアまで)↓

メンタルトレーニングとは

もともとメンタルトレーニングは、ストレスのかかる環境で生活しなければならない宇宙飛行士に向けて行われたのが最初でした。

その後スポーツ界に浸透し、オリンピックではメンタルトレーニングをした国にメダルが集まるなど大きな成果を上げます。

日本でメンタルトレーニングの研究会が立ち上げられたのは1994年と最近のことで、少しずつスポーツの世界では浸透してきていますが、まだまだ遅れているのが現状です。

しかし本当に少しずつではありますが、スポーツ以外の分野でもメンタルトレーニングに注目が集まりつつあり、音楽もその一つです。

いい演奏には心技体のバランスが大事！

いい演奏のためには心(精神面)、技(技術面)、体(身体面)のバランスが大事です。
どれかが疎かになると必ず他の部分に悪影響を及ぼします。

ストレスによる身体や心への影響については以前の記事にまとめていますので、よかったら読んでみてください。

ほとんどの人は技術面だけに注目してしまいがち。
本番でうまくいかないのは「練習が足りてないからだ」「実力がないせいだ」と思い込んでしまうのですが、そうではありません。

緊張や日常生活からくる体の異変や思考傾向も大いに関係してくるのです。

「わたし体力ないしな…」「わたしメンタル弱いからな…」と諦めるのはまだ早いです！
そんなあなたにこそやっていただきたいのがメンタルトレーニングです。

メンタルトレーニングは心技体のバランスを整え、演奏の質や活動のモチベーションをアップさせます。

メンタルトレーニングのための準備

メンタルトレーニングに入る前に、準備したいことがあります。
それは、いまの自分の演奏に対する心の傾向や弱点について把握すること。

これを把握しておかないと、あなたに必要なメンタルトレーニング方法が何なのかわからないからです。

全トレーニングをこなすだけでは効果はありませんし、何よりモチベーションが下がってしまいます。

なので現状把握するために次の2つを行っていきます。

①自己分析

まずは自己分析シートを使って自分の演奏の心や身体の状態を分析していきます。

心理テストではありませんので、ゆっくり時間をかけて丁寧に、正直に答えていくことで現状把握することができます。

またこの結果がすべてではありませんので、今後のトレーニングの参考になればOKです。

②演奏チェック

自分の演奏を録音・録画して客観的に見て、自分が意識していることが演奏にも反映されているか、自分では気づかなかった癖や傾向などをチェックしていきます。

また、演奏を録音・録画することで適度な緊張感も感じられるので、トレーニングとしてもオススメ。

信頼できる人に見てもらって、コメントをもらえるとさらに効果的です。

今回の記事では、自己分析と演奏チェックをして自分の本番の演奏時のメンタルの現状把握をし、
①何が原因なのか、苦手なのか
②どんな演奏ができていることが理想なのか
③そのためにこれからどんなトレーニングをしていくのか
を一緒に検討していきます。

実はわたしも、極度の緊張で大事なところでミスしてしまったり、集中力が持たずライブを最後まで楽しめずに終わってしまうことがありました。

そんなわたしがメンタルトレーニングを実践したところ、大事な場面で自信を持って弾けるようになり、「いまここ」に集中してライブを楽しむことができるようになりました！

演奏メンタルトレーニングであなたの演奏をワンランク上げてみませんか？

「ライブってやっぱり楽しいな」をもっともっと実感していただけたら嬉しいです！

自己分析しよう!

まずは自己分析シートをダウンロードしてください♪
ゆっくりで大丈夫なので、今までの自分の演奏を思い出しながら正直に、丁寧に回答していってください。