アフリカ探訪記

大学時代途上国開発に興味があったのに、シャワー時にサソリ・毒グモと遭遇することを恐れ、…

アフリカ探訪記

大学時代途上国開発に興味があったのに、シャワー時にサソリ・毒グモと遭遇することを恐れ、開発系ではなくヨーロッパ史を専攻したOLが一念発起。好奇心の圧倒的勝利によりアフリカへの出張を決意。未知との遭遇を記録、考察します。

最近の記事

私的未知の病との戦い

今日のテーマは、ワクチン。今まで散々くだらない情報をツラツラ書き連ねてきた私だが、アフリカを訪れようとする知人からにワクチンに関する質問を受けることがあるので、偶には自分のくだらないことを世の中にばら撒きたい私欲ではなく、世間に有用なことでも書いてみようかと思い立ったところだ。 初渡航までに計9本ものワクチンを接種した。今日はその最初の4本に関してお伝えしようと思う。 私の最初の渡航が決まったのは、世間でデルタ株が猛威を振い始めた2021年の夏。世間は様々な催しが自粛され

    • スーツケースの中身

      渡航回数が片手で数え切れなくなろうとしている今日の頃。この国に来る時の必需品は?と聞かれ、何か面白いことを言おうと考え、私の尺を命一杯使い考えた。場の雰囲気がしらけぬ前にと迷った挙句、何故か「ベープ!」と答えてしまった。全然面白くない。渡航5回を超えたあたりから、マラリアへの絶句する程の恐怖は何故か消えた。刺されてしまったことすらある。しかし、もう私は恐れていない。代わりに刺され事に気づいた時は、「(刺された事を)覚えておこう。万が一、帰国後に発熱した時は、即座にマラリアを疑

      • 私が恐れるもの

        渡航をする前、恐怖はたくさんあった。しかもかなり大きい。犯罪、衛生環境、食事、政変、テロ…中でも1番大きな恐怖は、日本出国後、経由地から当国へ向かうフライト中、ほとんど読まずに出国してしまった地球の歩き方に気づかされたマラリア。 なに、蚊に刺されて死ぬ危険があるのか。どうしてマラリア対策・蚊対策をしてこなかったのか自分を責めた。それまでどんな国が待っているのだろうかと期待をしていたのに、この飛行機は絶望へ向かっていると感じた。マラリアとは、寄生虫を持った蚊に刺されることによ

        • 飛行機のお隣さん

          今日は、今回の帰国時のフライトで経験したことを共有したい。 今回の渡航、クライマックスは下痢と嘔吐でベットとお手洗いの往復だった。恐らく、夕食に食べたフィッシュカレーにあたった。東南アジアの料理を食べるとたまに遭遇する魚の臭みと、それを消そうとするレモングラスのような爽やかさと酸味。正直言って、私はあの味・香りが苦手。夕食のカレーでそれを感じたのだが、自分の好き嫌いの問題なので食べねば、と頑張ったのが間違いだったのだろう… 早朝まで1時間起きに目を覚ましてはお手洗いに急いだ

        私的未知の病との戦い

          この国のお手洗い

          日本のトイレは世界一だと思っているのは、私だけではないはず。海外の知人とも、“日本のトイレはハイテクだよね”って会話することさえある。汚いところを綺麗にしようとする、その心は素晴らしい日本の文化の一つだと思う。今日は、私が足繁く通うこの国のトイレ事情についてお伝えしたい。 まずどんなお手洗いか。種類は3つ。 1つ目:どっぽん便所 これはローカルのお手洗いで1番見かけるタイプ。穴があるだけというよりかは、白い便器があるが日本の和式トイレの前のカバー部分がないような形をイメー

          この国のお手洗い

          国際人としての理想像

          今日は、現在渡航中のついさっき起きた出来事をシェアさせてほしい。この国への渡航も片手で数えきれなくなり、あるあるや勝手がわかるようになり、対処法も習得していきたと思う。今日はそんな渡航に慣れてきた私がまだまだ勉強不足ですわ…と反省した体験とそこから得た教訓を報告したい。 泊まり慣れたホテルで1人で夕食を済ませ、お会計をお願いしようと数メートル先で子連れファミリーを対応しているスタッフが空くのを待っていた。席を離れようとする彼女を呼び止めるも、彼女は気づかず立ち去ろうとした。

          国際人としての理想像

          その時キッチンでは何が起きているのか 

          今日は日本とこの国のレストランのちょっとした違いについて書いてみようと思う。 日本のレストランで注文をすると、サラダやスープなど装うだけのような調理工程が少ない品が10分以内には出て来ると思う。店側としては、他の客の対応をしながら客にメインの品が来るまでの数十分を飽きさせず待たせられ、尚且つ調理工程の少ない品を提供するスタッフには、調理の技術が不要である為人件費を抑えることができる戦略的なオペレーションだ。一方、客側にとっても限られた食事時間を有効的に使うことができ、双方に

          その時キッチンでは何が起きているのか 

          洗礼を受けたら

          この国では、日本では考えられない呆れてしまう自体によく遭遇する。今日は呆れるどころか、衰弱し切ってしまった体験からちょいと考察してみようと思う。 それは、初渡航時に宿泊した大臣らも泊まるという有名なホテルにて起きた。疲れて早く寝たかった私は、シャワールームの扉を開けた瞬間にその陰鬱とした空気に最後の英気を吸い取られた。薄暗く、じめっとした雰囲気、シャワーガラスには水垢がびっしり付いていて、向こう側がはっきり見えない。トイレ脇のアルミ製のゴミ箱の蓋は、所々凹んで錆びている。私

          私の部屋だけ… 次はパイプユニッシュを持って行くと決めた

           前回に引き続き、今回も私がハズレの部屋を引いたお話しです。前回は、ハズレを引いたかもしれない程度で、断言は難しかったのですが、今回は明らかに一線を超えたと確信しています。  飛行機トラブルにより予定より10時間遅れで到着したそのホテルは、まだ私が現地に慣れていない2回目の渡航で、数々の苦行のようなホテルステイを終えた後、ここは安住の地!と期待していたホテルだった。お部屋は、海に面していて、大きな窓からテラスに出られ、ブルーオーシャンが望める造りになっていた。  ホテルに

          私の部屋だけ… 次はパイプユニッシュを持って行くと決めた

          私の部屋だけ・・・ これは感覚・認識による差異なのか?

           滞在時はホテルに宿泊してるのですが、何故か私の部屋だけ〇〇がないみたいな珍事件が7割ぐらいの確率で起こります…。「部屋大丈夫しでた?」が挨拶代わりになっていると言っても過言ではないかもしれません。 例えば、あるホテルで宿泊した時の話になりますが…  夜、シャワーを浴びた後、部屋に備え付けられたバスタオルで体を拭こうと思ったら、明らかにサイズが小さいんです。ホテルの人が、アジア人だし小さいのでいっか〜みたいな感覚で置いてなかったのかな〜と、眠い目をこすりながら考察し、それ

          私の部屋だけ・・・ これは感覚・認識による差異なのか?