【ワーホリ】不憫な鳥、アイビス
前回上げたマグパイという鳥に関する記事
この国で暮らし始めてから、僕も幾度となくマグパイに襲われることがあった。
幸い今のところ大事にはなっていないが、念のため気をつけるべきだろう。繁殖期が終わるにはもう少しかかる。
雄大な自然が特徴的でもあるオーストラリアでは、このマグパイだけでなく多くの鳥が各所に生息している。
今回は、そんな鳥たちの中でも特に街中で見かけるやつを紹介したいと思う。
こいつだ。
オーストラリアクロトキ
ローカルの人たちにはibis(アイビス)と呼ばれている。
日本でトキと聞くと、
保護されている神聖な鳥、といったイメージがあるかもしれないが、
こちらのトキはむしろ…
日本のハトに近い、害鳥的扱いを受けているのである。
理由は一つ。
ひたすら人間の食べ物の食いカスを漁っては食ってるからだ。
その辺に落ちてるものならまだしも、
時にはゴミ箱を漁ってグチャグチャにしたり、
あげくの果てには人が食べているものを無理やり奪い取ってくるような個体もいるらしい。
この奪い取るタイプは実際に見たことはないのだが、もし遭遇したらトラウマものだろう。
オーストラリアの大きな公園には大抵いくらかバーベキューエリアが設置されてあるのだが、その辺には食べ物を狙うアイビスがかなり多く生息している。
そんな地面やゴミ箱の食いカスを主食にしているところから、
奴らは地元民にこう名付けられている。
Rubbish bird
直訳すれば、
「ゴミ鳥」
・・・
なんと不憫な名前だろうか。
生態に即しているとはいえ、ちょっと可哀想になってくる。
アイビスたちはマグパイ以上にオーストラリアに生息しており、もしかしたらこの国で最も見る機会が多い鳥かもしれない。
何にせよ、食べ物を持ったまま近づくのはやめた方が良いだろう。
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