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漫才を作る

昨年のM-1グランプリが終わって既に2ヶ月以上が経過した。コアなお笑いファンの中では人気が高いにも関わらず、なかなか日の目を浴びれなかった芸人さんたちが決勝に進出したことが話題となり、選ばれた9組を見ただけでも間違いなく素晴らしい大会になることが予想された。

南半球にあるカンガルーの国に滞在している僕は当然日本のテレビを生で観ることはできないのだが、喉から手が出るほど観たかったので知り合いの方に頼みこむ。日本で放送しているテレビをそのままZoomのビデオ通話に映してもらうというアナログだかデジタルだか分からん方法で無事最後まで視聴。若干音が途切れるなどはあったものの、日本最高峰の漫才の大会を海外にてリアルタイムで楽しむことができたのは本当に有難かった。

そして学生時代以来に、僕の漫才に対する熱も戻ってきたのである。

Youtubeで気になる芸人さんのネタを観たりする頻度が、昨年のM-1以降はるかに多くなった。過去のM-1の動画を観るために、年間プランでVPNを購入。これで日本のコンテンツを海外からでも楽しむことができる。仕事の農作業中にも漫才を聴くなどしており、本日は同僚に「突然笑い出すから怖い」との指摘を受けた。だっておもろいんやもん。

海外で滞在して4年目となり、長い間日本に帰っていない分帰国したらやりたいことも増えてきた。かなり前から「日本に帰ったらやりたいことリスト」をPCのメモ帳に刻んでいるのだが、最近これに新しく追加した項目がある。


M-1に出たい。


ゴールデンで放送される決勝戦に進出したことがある漫才師は、2006年の1組の例外を除き全てプロのお笑い芸人であるため、M-1は「プロの大会」と認識されている方ももしかしたらいらっしゃるかもしれないが、アマチュアにもM-1の門は開かれている。むしろ近年では運営側が「ナイスアマチュア賞」といったものを設けたり、その賞に6歳の男の子や67歳のおじいちゃんがノミネートされるといったところから、アマチュアのM-1への敷居は限りなく低くなっていると言って良い。誰だってサンパチマイクの前で喋って良いのだ。



誰でも出れるのなら出た方が良い。

出るのと出ないのでは絶対に出る人生の方が楽しい。


落語の経験は数あれど、今までの人生で人前で漫才を演じたことは2回のみ。直近は大学一年生の頃で、全く漫才のノウハウが分からないままやっていたので、あんなのは見れたもんじゃない。その前にやったのは小学四年生の終わりの会。こんなの回数にすら入らない。出場することになれば、「ちゃんとした」漫才を披露するのはそれが初めての経験となるだろう。

しかしながら出場するためにはまず漫才を作らないといけない。毎日更新と並行して、日本に帰るまでに、最低2~3本。帰国は今年の11月頃になるので出場はおそらく来年。目標はでっかく三回戦進出。ここまで行けばYoutubeやGyaoといったサイトで漫才の映像がアップされる。漫才未経験の自分にとってはかなり鬼門だろうが、言うだけならタダだ。「M-1に出た」というだけで満足はしたくないのが正直なところである。


とはいうもののまずは漫才を一緒にやってくれる優しい方を探すところから始めなくてはいけない。ちゅーわけで来年僕とM-1出ても良いよという知り合いの方は教えていただけるとありがたいです。よろしくお願いいたします。

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