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【往復書簡】圭吾さん、ありがとう。わたしも元気です。わたしが元気じゃないときは、ホントは元気だからこそ余裕をぶっこいて「元気がない」などと思っていられるのだと思います。


上の坂爪圭吾さんの記事へのお返事です。

圭吾さん、往復書簡のお誘いをありがとう!

なんと良きアイデアでしょう?!我々の赤裸々な手紙のやり取りを他の人にさらしものにする(笑)ということだと勝手に思って、グッときました。しかも男女のこと!書く前から楽しみです。

圭吾さんは女性が好きなんですね。わたしも女性が好きです。性的な意味ではないけれど、最高に大好きです。

性的な意味では男性が好きです。これでもかというくらい好きです。最高かよと思っています。

そうそう!でもわたしはこれを「自分が女だから自動的に持ちあわせている感覚」だとは思っていないんですよ。わたしの性的な嗜好だと思っているんです。

わたしが女性型人類の肉体を持っているから、凹凸的な形状の違いもあって肉体的には男性型身体との交わりを欲するというところはあるけれど、でもわたしはそれとは別に、後天的に男性フェチになったのだと思うんです。筋肉とか体毛とか体重とか汗とか喉仏とか大きな手とかって、本能的に欲しいものとは関係なく好きなんです。

それはただの性癖みたいなものなので、自分を「女性」だと感じる根拠にはなっていない、という感じです。たとえば「鎖骨フェチ」の男性が、鎖骨が好きならば、俺はまぎれもなく男ということだ!とは感じないのと同じです。

男性型身体を好きだからといって、すなわち「そんなわたしって女だわァ」とは思わない、って感じです。そこって実はイコールじゃないよねと思っています。

そのため、実はわたしは、自分のことを男だとか女だとか思っていないんです。意識体、生命体、みたいな感じです。自分の中で性別という概念が崩壊しています。

もちろん人類には、肉体的な性別はあるし、自分はそのうちの女性型身体をもっているし、恋愛対象は男性だというのに。
いきなり変な告白になっちゃいましたけど(笑)

わたしや圭吾さんのように、「女のことが好きな男」とか「男のことが好きな女」だと、自分のことをつい大多数で普通でノーマルだとカテゴライズしてしまいそうになりますよね。

でもわたしは生まれてこのかたぜんぜんそんな感覚になったことがなくて、自分を普通だと思ったことなんかないんです。むしろ、自分は男性にだけ性の欲求を覚えるという方向に性癖が偏ったのだな・・と思ってました。自分のことは、一種の変態みたいなものだと思っていました(笑)

そんなふうに考えると、世の中にノーマルかどうかとかいう論議がされる必要がなくなっちゃいますよね。

かれこれ3年ほど前に、わたしはゲイの男性と話す機会がありました。その人はゲイであることをカミングアウトして楽になったばかりだということだったのですが、その人にわたしが、

「人間がまったくのニュートラルな状態になると、恋愛の対象に性別なんて関係なくなると思うんです。わたしは男性だけが恋愛対象なのだけれど、それは単なる偏りで、自分の性癖みたいなものだと思ってます」

と自分の感覚を伝えたら、「それはおかしいですよ!女を好きな男と、男を好きな女だけがノーマルなんです!子孫を残せるのだけがノーマル。あとはアブノーマルなんですよ!」と強く否定されたことがありました。びっくりしました。

そのときに、ノーマルとかアブノーマルとかいうことは、世間ではなくあくまでも本人の縛りなんだな~と思いました。

わたしも、ルールや規制で人間を縛ることはできないと思います。なんなら性別なんて血液型とか干支とか星座みたいなものだと思うんです。

男だとか女だとかA型O型おうし座とかいう事実があって、そこから傾向やら性質やらを読み取ったりできるのかもしれないけれど、結局は同じ血液型でも人それぞれが違うように、性別も特に重要視してもしなくてもいいことだと思ってるんです。わざわざ性別のことを考えるのって、趣味の領域じゃないかな。趣味なに?あ、性別占い!みたいなね。(笑)

わたしはたまたまうさぎ年でたまたま双子座で、たまたま女の身体です。うさぎ年の人やふたご座の人、女の人にはそれぞれ傾向があるのでしょうが、わたしはそこに縛られていなくていいと思ってます。

人間は、性別の傾向というものから、縛られずにいられると思うんです。だから、圭吾さんの「縛ることができるものは魅力だけ」「いい感じの人間になるしかない」という感覚が好きです。惹かれることで縛られるっていいですよね。あ、SMの話じゃなくてね。(笑)

いい感じの人間、ってなんでしょうね。
わたしは、セクシーさに「いい感じ」を感じます。
セクシーな感じが好きです。エロいのとは違って、セクシーなのがいいです。

わたしは、女性が演じていなくて天真爛漫なとき、男性は反対にカッコつけているときにセクシーだと感じます。それから、女性が表向きを演じていて心と顔が違うとき、男性がカッコつけることを捨てて赤ちゃんみたいに喜怒哀楽そのままなとき、セクシーさが感じられなくなります。

圭吾さんは、どうですか?

長々と書いてしまいましたが、素敵なお誘いをありがとう!
それでは、またね!


毎日無料で書いておりますが、お布施を送っていただくと本当に喜びます。愛と感謝の念を送りつけます。(笑)