見出し画像

新米ドクターと胃カメラと私。

胃カメラが嫌いです。

私は毎年1回胃カメラが必要。
偶然見つかった病気の手前のようなものを、毎年変化がないか胃カメラでチェックしなければならいのだ。かれこれ、毎年胃カメラにお世話になって6年位になる。

看護師のくせに、初めて胃カメラをした時の衝撃がすごかった。トラウマになるレベル。
これまで仕事で内視鏡検査につくことは、多々あった。
笑顔で「もう少しですよ~頑張りますよ~」なんて言ってたけど……。ごめんなさい。

多分2回目位の胃カメラの時に私の嗚咽が酷すぎて(笑)、胃カメラした先生がカルテに書いてくれたのか、結果を聞かせてくれる先生が、見るだけだから鼻からでいいよ、辛いでしょ。って言ってくれた。そこからいつも経鼻で胃カメラをしている。

が、しかし。
わがままで申し訳ないのだが、
私の鼻は可愛く言えばこぶりなのである。
そのため、毎回鼻血ダラダラで、その後半年は傷との闘いだ。

そんなこんなで、今年も、胃カメラの季節。
いつも受診して予約→検査→結果説明の受診の流れなので、この1回の胃カメラに受診が3日必要である。
有給を3日消費する。

予約の時は毎回先生が違う。
その予約の外来は新米先生が担当している。
今回もおそらく20代。マスクの下はヒゲ。ハキハキしゃべるが、ハイハイハイって感じの先生だ。忙しさを放出している。
そのため、少々落ち着きがない。
承諾書の紙も見事にばらまいた。
鼻からの胃カメラで良いか毎回確認があるのだけれども、それもなかった。私も忘れてしまっていた。
けれどこの先生、効率重視的なようで、大変だけどと検査は全て1日にまとめてくれた。中にはそんなこと気にならない先生もいる。
時間は大事だ。ポイントup!   

看護師の職業病で、とにかく人を観察して分析してしまう。やめたいけど、そうなる。

大きな病院だし、この先生とはもう会わないと思っていた。
そして当日。
胃カメラ部屋に入るといたのだ。
その先生が!
げげっ! 私の胃カメラ担当??
ちょっと不安がよぎる。失礼だけども。
1年1回の大嫌いな大イベント。
大丈夫かと。
その奥に前診察してもらったベテラン先生が座っている。これはもしや…

まぁなんとかなるだろうと腹をくくった。
そして「鼻からでいいですね」と看護師さん。
伝え忘れていたが、ちゃんと鼻からにしていてくれたのだ。もう普通に口からでいいやと思っていたけど、ここでまた何気にポイントup!!

そして始まった。
腕組みしている指導医の先生の前で、
緊張している新米先生。
もうどうにでもなれの心境。(-人-)ナムナム

???  


あれ?辛くない。
今まで史上辛くないのだ⟡.·*.
上手いのだ、胃カメラが⟡.·*.
声かけもタイミングよく、その通りにするとスムーズだ。
衝撃的な感動⟡.·*.
途中から、見るべきところがうまくうつしだせず、カメラの動かし方で指導されているが、うまくいかない場面があった。
鼻から胃カメラ突っ込まれながら、辛くないため冷静に目を見開いている滑稽な姿のおばさんは、
心の中で
『先生、파이팅!!(ファイト)』と声をかけた。余計なお世話や。

もちろんなのだが、検査は無事に終了した。
今回も鼻血は流れているので、鼻栓してこれまた滑稽な姿で、先生にありがとうございました言って退散。

けれど辛くなかったから、気分は最高⟡.·*.

わからないものだ。
中堅先生たちよりも、苦痛がなかった胃カメラ。
ただ新米先生が緊張感の中で丁寧にしていたからなのか、器用なだけなのか。

何事も初心を忘れず。謙虚にってことかな。
自分にも響く。

ともかく、
健康は宝だ。
何より心も体も健康に過ごしたい⟡.·*.
といつも実感。


『くだらない小話』

痛い思いは、生きていれば色々してきたし、トップな痛みと言われる出産だって経験はした。
けれど私の1番痛かった経験は出産よりも、何よりも、

歯の神経を抜くやつ。  である。

大体爆笑されるか、大袈裟だと言われるが、真面目に本当の事である。
これだけはもう2度と味わいたくないので、歯磨きだけは異常に頑張っている。

というくだらない話です…。





この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?