見出し画像

決めつけてくる人の心理。ストレスを溜めない関わり方【ウェルビーイング】

今回は、
「心身が健康で有意義に価値ある人生を過ごす」ための心理学として、
「PREMA理論」の考え方より、Relationships(人間関係)に関する心理を紹介。


「あれ、髪の毛切った?失恋?」

「A型だから、もっと几帳面だと思ってた」

「今会社辞めたら、どこにいっても通用しないぞ」

このように相手のパーソナルな部分を決めつけてくる人がいますよね。

決めつけてしまう人と関わると、
態度を合わせるのに疲れてしまったり、嫌な気持ちになってしまいます。

負担となる関係性の方とは、関わらない事が一番の解消になりますが、
どうしても関わらざるを得ない人のために。

決めつける人との心理と対処法を紹介します。

決めつける人の心理①「認知バイアス」

認知バイアスとは「認知の歪み」のことを言います。

人は自身の頭の中にある知識、期待、思い込み
=心理学用語で「スキーマ」を通じて物事を判断しています。

スキーマによって私たちは物事を効率的に処理・判断できるのですが、

決めつける人は
「自分がこうだから相手も思っているだろう」と、
スキーマに認知バイアスが働いているわけです。

特に対人関係では「基本的帰属の誤り」と呼ばれるバイアスが働きます。

「基本的帰属の誤り」のバイアス

俗にいう先入観を持ってしまうこと。
相手の事を理解しようするために、相手の行動から相手の内面の特徴、性格を判断・重視すること。

例)
遅刻した人を見てだらしがない人だなと感じる。

自分にとって当たり前であると思っているため、
中々、自分では気づきにくいのでやっかいなのですが...

無自覚で決めつけてくる人は、
まさにこの認知バイアスが強く働いていると考えられます。

決めつける人の心理②「相手をコントロールしたい」

自覚・無自覚に関わらず、
相手の行動を制限して自分の方が上である。と、
マウントを取りたい・コントロールしたい心理が働いているかもしれません。

特に職場や取引先との関係性で起きる事が多く見受けられます。

コントロールできれば自分の都合よく付き合えるため、

自分の時間を大切にする人、
他者と関わるのが面倒と感じる人
はこの心理傾向があります。

決めつける人の心理③「自分に自信がない」

自分と相手との関係性に自信がない。。
関係性が築けていないから気まずい。。

などと考え、
早く仲良くなるために、自身の知識・経験から相手のパーソナルを決めつけている場合があります。

もし決めつけが上手くいけば、
「私の事を分かってくれている」と相手は感じるので、お互いの親近感を手早く得られると思っています。

コミュニケーションが苦手、不得意な人はこの心理傾向があります。

認知バイアス・相手をコントロールしたいという点とも繋がりますね。

決めつける人との上手な関わり方について

①「自分の常識は相手の非常識である」と考える

前述した心理傾向からも、
相手は「決めつけている」と気づいていない場合があります。

そして人は相手から指摘されても、なかなか自身の行動を変えるのが難しいものです。

「宿題やったの?」と母親に言われれば、
今やるところだったのに!と答える姿から、
なんとなくイメージできないでしょうか。笑

だから相手と自分は、
違う価値観の中で生きている事を自覚、認知する事が大切です。

これを心理学用語で「メタ認知」といいます。

決めつけてくる相手に対して、自覚する事で、
第三者の目線のような、
天から会話を眺めているような感覚になり、
心に余裕を持って接することができます。

②コントロールできる・できないことを考える

決めつける人に対して、自分がコントロールできる付き合い方を考えましょう。

相手の認識を変えることは、自分ではコントロールする事が困難な事象です。

それよりも、自身の行動や思考によって相手との距離感や接し方を変える方がよっぽど楽です。

相手を変えるために使う力を、
自身のために使うことも選択してみてはいかがでしょうか。

③自身のルールを作る

決めつける人や、どうも苦手だな。。
と感じる人と出会っても、
頭ごなしに拒否していたら相手の隠された人間味に気づかない場合があります。

そのために自身の中で対人関係のルールを作ることも効果的です。

例)もし決めつけや、マウントを取られたら…
1〜2度目は、やんわり反論する
3度目からは、軽く受け流す。
それ以降は、できる限り距離を置く。
など、自分でルールを作ってみましょう。

余談

冒頭にお話した通り、
ストレスを強く感じるなら、できる限り相手と関わらないようにすることが一番です。

逆に、
自分から興味を持って関わることで、相手の気づかなかった素敵な面が見えることもあります。

結局のところ、
関係性が構築されていない事が問題であり、
自分自身が相手の存在を決めつけている場合もあるということで。。

心身に余裕がないときはお勧めしませんが、
自分自身の新しい面に気づけるチャンスかもしれませんよ。

あなたが無駄なストレスを感じず、素敵な日々が過ごせますように。

それでは。

※本NOTEで使用している画像は、
「みんなのフォトギャラリー」及び「フォトAC」より抜粋、使用しております。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「ストレスを減らして、人生を今よりも良くする=ウェルビーイング」
のために役立つ情報をnoteで発信しています。

ぜひ他の記事も読んでいってくださいね。

カウンセラーや寝具コンサルとしても活動しています。
ご興味ある方は、noteのコメントやTwitterからご連絡お待ちしています。

この記事が参加している募集

QOLあげてみた

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?