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なぜアメリカ人デザイナーの私が Ubie にジョインしたか:日本文化、ヘルスケア、AI の交差点

はじめに

私のデザイナーとしてのキャリアは、ユニークな体験を生み出す熱意と、複雑な問題を解決すること、素敵な人々との仕事に情熱を注いでいます。常に挑戦を求め、スキルを広げ、世界に良い影響を与えるような機会を探してきました。東京のヘルステックスタートアップである Ubie に参加することになったのは、自分自身の成長と日本文化への魅了、そしてアメリカのヘルスケアに大きな変化をもたらしたいという願望が一つになった結果でした。今回のブログでは、そんな決断をした理由と、この役割がどれだけ文化やインパクト、AI とマッチしているかについて語ります。

要約: ヘルスケアにインパクトをもたらしたいという思い、日本文化の魅力、AI の力を信じて、誰もが使いやすいヘルスケアガイドを作るため東京の Ubie に参加しました。

日本の文化

私にとって日本はずっと特別な場所でした。日本の企業で働くことで、この独特な文化にどっぷりと浸ることができます。子供の頃から日本のポップカルチャーには夢中でしたが、時を経てより深い日本文化の面も学んできました。デザイナーとして私が感銘を受けた文化的要素をいくつか紹介します。

おもてなし」とは、我々がゲストにくつろいで特別な時間を過ごしてもらうために細やかなサービスを提供する日本の考え方です。単にサービスを提供するだけでなく、心からのおもてなしをすることで、何も求めずにゲストを最大限に尊重し、快適さと満足を提供することを意味しています。このようなサービスを心がける姿勢は、ユーザー体験をデザインする上で日々のインスピレーションになります。


改善」とは、自分が行う全てにおいて技術を磨きぬく態度を指します。それは、常にもっと良く、もっと洗練されたものを求める哲学です。この精密さや品質へのこだわりに惹かれ、実際に日本で仕事や生活をしてみたいと思いました。

ものづくり」とは、イノベーションや製造、そして物事を創り出すことに対する日本の焦点を示す言葉です。それは、手仕事の精神と継続的な改良の姿勢を大事にしていて、私たちが Ubie で推し進める技術革新にも通じています。心を込めた商品のパッケージから精度の高い電子製品、飲食店の丁寧な接客まで、日常生活の様々な場面でこの精神を目にすることができます。

デザインがヘルスケアにもたらす影響

Ubie の「テクノロジーで人々を適切な医療に案内する」を目指すミッションは、アメリカのヘルスケアシステムの様々な問題に直面した一人の患者として、私の心に深く響きました。2020年、私自身が心房細動で入院したことがあります。適切なケアを受けた経験はありますが、その後の適切な医師探しや、病状理解、治療といった長い道のりが続きました。そして予期せぬ高額な請求に直面することも少なくありませんでした。

このような経験を振り返って、デザイナーがアメリカでヘルスケアを求める人たちが直面する様々な課題に対応できると確信しています。サービスデザインのバックグラウンドと公共セクターでの経験から、わたしはデザインがワシントンD.C.の連邦政府機関のようなステークホルダーにも大きな影響を与える力を持っていると知っています。私は、これらの経験をヘルスケアの現場に活かすのが楽しみです。そこでは医療提供者や保険会社、製薬会社など複雑なエコシステムが存在し、サービスデザインを通して正しい変革を行う必要があります。

すでに、Ubie のサービスが医療サービスのアクセシビリティの向上から、断片化されたケア、そして私たちの主な領域である病気の予兆発見まで、生活者が抱える問題点に対応しているのを目の当たりにしています。たとえば、目の痛みとめまいを訴えた30代の女性が症状検索エンジン「ユビー」を使い、健康上の懸念点と医療機関への受診を勧められました。彼女はその後、医師によって多発性硬化症と診断されました。私たちの取り組みはまだ始まったばかりですが、彼女のケースのように今後も多くの人々を助けることに向けて、私たちは前進しています。

AI の役割

AI を活かしてリアルに命を救えるプロジェクトに携われることは、Ubie への参加を決めた大きな魅力の一つです。AI は多くの業界を変革している重要な時期にあり、倫理的かつプライバシーを尊重したデザインを前提とした新しいヘルスケアの可能性が秘められています。これまで私は AI ベースのサービスデザインに携わってきましたが、命に関わるようなサービスのデザインにはまだ機会がありませんでした。命を救うサービスに関わることは大きな責任を伴いますが、そのチャレンジを受け入れる準備はできています。

Ubie では、医師やデータサイエンティストのチームが一丸となって医学データモデルをどんどん改良し、技術を実際の現場に応用する方法を見つけ出すために頑張っています。たとえば、既知の病気が約1万もある中で、どの医師にもその全てを覚えておくことは不可能だということを学びました。私たち患者は、正しい診断が当たり前だと考えがちですが、実はそうではありません。

AI は、業務の効率化やカスタマイズされたケア、成果の改善に大きな可能性を持っており、今後数年間でアメリカのヘルスケア市場の多くの部分を根本から変えていくでしょう。最近導入された最新型のAI技術のおかげで、ヘルスケアの提供や体験を変える革命は「いつか」ではなく、「今」始まっています。病気のリスク評価、治療の最適化、患者のモニタリングなど、この技術を使ってユーザー体験を根本から再定義していく分野は、すでに私たちの目の前にあります。

おわりに

Ubie への参加はキャリアの一歩に過ぎません。それは、ヘルスケア業界で働く中で、日本での生活から刺激を受けながら変化を遂げていく旅の一環です。アメリカのヘルスケアに影響を与えられるチャンス、そしてヘルスケアにおける AI の最先端で活動するチームの一員になることにわくわくしています。よりアクセスしやすく、効率的で、患者中心のヘルスケアシステムを築いていけると信じています。Ubie で取り組んでいるワクワクするようなことについて、もっと話すのが待ち遠しいです。

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