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[台湾留学日記~台中人になるまで~#8"the"じゃない台湾の観光地]

大家好!

珍しく前回の投稿からあまり間をあけずに投稿します。

約1年も台湾にいられる期間があると、結構旅行に行く機会もありまして、今回は私が実際に行ってきた観光地の中でもおそらくあまり有名ではない、
友達に「ここ行ってきた!」と言っても「どこそれ?」となる、けど私の
お気に入りの場所を紹介します。

結構一人旅が好きで、土日、学期の間の休み期間は自分の時間をちゃんと持つようにしてました。生粋の1人っ子なもんで、たまに1人の時間欲しくなっちゃうんですよね。

あ、今回は場所の説明より私の個人的な感想が多めです。あとアクセス情報は方向音痴な私が行った方法なので絶対もっと良い行き方あります!笑

①南天宮十八層地獄(彰化市)

南天宮十八層地獄

いわゆる地獄寺です、ガチで怖かったです。お寺ではあるんですが光、音、センサーに反応して急に人形が動きだすお化け屋敷みたいな感じでした。台湾のサイトにも中式鬼屋(鬼屋=お化け屋敷)って書いてありました。

大きくエリアが2つあって、1つ目の入り口は緑の鬼の口の中に入ります。

以下ネタバレになるので今後行く予定がある方は飛ばしてください。。
↓↓↓↓↓

緑鬼の口を入るとすぐに階段があります、何歩が登っていくとプシューという音と一緒に一段だけ階段が下に落ちるギミックがあります。

建物の上の方?にセンサーがついているみたいで、この写真だと私が前に立ったと同時に鬼が人を切っているのこぎりが動きだしました。ここはまだ空間としても比較的広いので逃げ場があるって感じなんですが、グロいのが苦手な方はもうこの時点で結構しんどいかもしれません。。

こっちがエリアその2です、本当にお恥ずかしい話、ここから先怖くでビビり散らかして進めませんでした。帰ってからyoutubeで検索したところ、このエリアもセンサーに反応して動くギミックがたくさんあるみたいです。

全体的に仏教について学ぶというよりは本当にお化け屋敷を楽しむのがメインの施設っぽいです。

私自身小1の時に日本版のこういう地獄寺にいって以来、自分はいつか地獄へ堕ちると思い込んで生きてきました。だったらいつか行く地獄を先に見学しておこうと思って1人でここに行ってきたわけなんですが、歴史ある建物の埃っぽさも相まった独特な雰囲気でだいぶ精神的なダメージを負いました。でもどうあがいても自分は死んだらここに行くんであれば、死ぬ前にたくさん綺麗な景色を見よう、たくさん友達をつくろう、おいしいものいっぱい食べて、幸せな人生だったなって思おう、そう思いなおした日でした。

いやでもここまでお化け屋敷に全振りしている場所ならしみじみ死後のことを考えるじゃなくて友達と騒ぎながら行った方が楽しかったかも…誰か今度一緒についてきてください、。

あともし台湾式の地獄に自分が堕ちたら台湾人の友達も作れるじゃん!っていうことに気が付き、地獄ゆきも案外楽しみになりました。そうはいっても恐怖の館を目にすると、やっぱりいい子になろうという心理が働くのか、帰りのバス停に落ちていたゴミ全部拾ってから帰りました。

住所:No. 12號, Lane 187, Section 1, Gongyuan Rd, Changhua City, Changhua County, 台湾 500
アクセス:台鐵彰化站から徒歩21分

➁彰化扇形車庫(彰化市)

さっきの地獄で負ったダメージを回復すべく、近くにあった鉄ヲタの憩いの場に寄りました。ネット情報いわく、このターンテーブルは1日に数回まわるらしいんですが、私の滞在した1時間くらいだけでは回転をみることができませんでした。でもSLやカラフルな電車がたくさんあってSNS映えする良いところでした。

カメラを構える鉄ヲタさんと親子連れが多い印象でした。行った時期が春節直前ということもあってか、3世代そろってお出かけしている家族が多くて、なんかほっこりしました。天気も良くて地獄寺のダメージも少し軽減できました。。

住所:500彰化縣彰化市彰美路一段1號
アクセス:台鐵彰化站から徒歩8分

③原日本海軍鳳山無線電信所(高雄市)

ある時チェコ人の友人のストーリーで台湾にある神風特攻隊の発射基地に行っているのを見かけました。ヨーロッパの子でもわざわざ足を運ぶのに、日本人である私が台湾と日本の戦争の歴史について知ろうとしないのはやばい、そう思い立って台中から高雄まで日帰りで行ってきました。

母方の祖父が海軍にいたのでもしかすると昔ここに立ち寄ったかも、と思いをはせながら見学していたわけなんですが、残念ながらだいぶ前に祖父はあの世にいってしまったので、もしここに一緒に来ていたら色々聞きたいことあるのになーとか思いながら一通り歩きまわってみます。

戦後は白色テロにおいて”思想統制”の場としても使われたらしく、何となく廃墟の中を吹く風がひんやりとして感じます。

当時多くの訓練生が薬物使用者であったり感染症を患っていたため、治療のための隔離施設を設置した。訓練生の自傷を防ぐため壁にはマットレスが敷き詰められている。
ネット情報ですが勒戒=薬物依存を解消するという意味があるそうです。

住所:830高雄市鳳山區勝利路
アクセス:台鐵鳳山站から徒歩24分

④白米甕砲台(基隆市)

日露戦争の際に日本軍の軍事施設として使われていたそうです。基隆市は台北の右側、おそらく日本との距離が一番近い場所で、こんな感じで海を見渡せるので敵の艦隊も見つけやすいし高台だから攻め込まれづらい、だから戦争において重要な拠点になったのではないでしょうか。

本当に晴天に恵まれた日に行くことができ、穏やかな海と空で心地よかったのですが、戦争中はこの穏やかな海はどんな景色だったんだろう、戦争に関わった人たちはどんな気持ちでこの海を眺めていたんだろうと思いを馳せて。

大日本帝国…樺太も台湾も同じ色で塗られています。。

この場所にくる前夜、基隆市のドミトリー式のホテルに泊まったのですが台湾旅行史上一番アットホームなホテルで、常連さんみたいなおじさんたちとオーナーのおばちゃんが遅くまで楽しそうに飲んでいました。私も輪の中に混じらせてもらうと、台中住みのお兄さんに出会い、台中地元トークで盛り上がると、私にもついに第二の故郷と言える場所ができたのかなって思えてうれしかったです☺

あと、そのドミトリーホテルで高3で1人で自分のロードバイクを持って環島している日本人の男の子とも出会いました。私も中2で初1人海外は行かせていただいてましたが、彼はエージェントもパッケージもなし、全部1人で道を調べて、友達は現地でつくって、っていう旅をしていて、あまりのかっこいい生き方に言葉がでない。一緒に朝ごはんを食べながら旅の話を聞かせてくれたり、私のつまらん話を聞いてくれたり、本当に貴重な時間を一緒に過ごさせてもらえたなって思いました。

1人旅の良いところって人との出会いとかもありますよね。なんて言えるのも生粋の一人っ子東京育ち他人と距離近すぎるの無理~だったのが1年で人の温かみを学んだ結果なんでしょうか。1人で旅してるのに友達ができるなんてあまりにも私は恵まれてます。

住所:203基隆市中山區光華路37巷49號
アクセス:台鐵基隆站 Minzhi Village Activity Center 301バス 太白荘行き
太白荘で下車して徒歩8分(坂めっちゃ上ります)

⑤國立台湾科学教育館(台北市)

台北の好きな場所ランキング堂々の1位です!この日は12月31日で夜に友達が台北101の花火を見るのに同行させてもらえることになったので、台中を朝5時に出てそれまでの時間を1人旅とすることにしました。

私が行った時期は動物の剥製や虫の標本など、また子ども向けの科学と遊びを融合した遊具などの常設展とキョンシー展、ネイキッドオーシャン展、人魚系の物語の世界に迷い込むやつ(←これ見てないんであんまわかりません)の3つの特別展がありました。

好きなもの1:くま
好きなもの2:ハチ
キョンシー展

この日のお目当てはキョンシー展だったんですが、最初の2部屋がちゃんとお化け屋敷仕様になっていて、結構足竦む系でした。
受付にて
服務員:「1個人嗎?」
我:「對、」
服務員(へぇお前勇気あんじゃんww)
って感じだったので、あれ、これ1人で入ったらヤバイやつか、、と思いましたが最初の2部屋無事突破、その後のエリアはちゃんとキョンシーの歴史だったり衣装の説明だったり勉強になる感じでした。

naked ocean

村松亮太郎氏の設立したNAKED, INC.が手掛けるプロジェクションマッピングをチームラボのような形で楽しむことができ、自分が海の世界へ入り込んだような感覚になりました。本当に居心地が良くて、早起きしていった甲斐がありました!!ここは絶対もう一度行きたい!

住所:111台北市士林士商路189號
アクセス:捷運red line 士林站から徒歩18分

今回も最後までお読みいただきありがとうございました!お出かけの際の参考にしていただければ幸いです♡それでは再見!

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